ちゃおチャオブログ

日々の連続

2.14(金・晴れ)バレンタイン。ガザ避難教師の流転日記。

 

 

今日はチョコレートの日。女性からお気に入りの男性にチョコを送る日だ。以前はこの日、妻からチョコをもらっていたが、亡くなってから久しい。娘と孫もいるが、わざわざ宅配で送って来ることも無い。3月に会った時に渡されるだけだ。

 

自宅で業務SPで買ったベルギーチョコを食べる。ベルギーのチョコは美味しい。特にカカオトリフが美味しく、一口で食べられ、口の中で転がしていると甘さが増してくる。人気の商品なのか、直ぐに無くなる。追加で買おうとしても入荷がない。来年までお預けだ。来年まで生きていて、今の家に住んでいるなら、今度は一度に10個位は買っておこう。

 

1年3か月に及んだガザ戦争は取り敢えずの休戦が成立した。ガザ市に住んでいた47歳の高校教師は家族の身を守るために爆撃の激しくなったガザ市を離れ、ガザ地区内の各都市を逃げ惑っていた。毎日新聞はその流転の記を不定期に掲載していた。

 

上は高校生から下はまだ5歳位の幼児6人を抱えての逃亡記だ。食料の高騰、入手難、小さな子供への栄養が行き渡らない。借り部屋の不足と家賃の高騰。並みの神経では到底生きられそうもない苛酷な生活環境の中で1年3か月を生きて来た。

 

今回停戦なってガザ市の自宅へ戻ったが、周囲は瓦礫の山。自宅も損傷が激しい。未だ物価も物資も安定せず、自宅へ戻ったからと言って、以前の生活を取り戻すことが出来る訳ではない。相変わらずの困窮、窮乏、その日暮らしだ。それでも我が家に戻った安堵感がにじみ出る。

 

トランプはそうしたガザの人々、パレスチアンを虫けらのようにここから追い出し、この地にモナコやニースのようなパラダイスを作ると言う。それはプーチンウクライナ占領地域から子供を連れだし、ロシア流の素晴らしいい教育と家庭環境を提供すると称して、子供たちを一般家庭の養子縁組させていることと全く同じだ。子供の人権、パレスチナ人の人権など全く考えない独りよがりの発想だ。二人は人間の心を持っていない。だから仲良しなのだろう。トランプは今度プーチンをG7に招くという。飛んでもない話だ。他国を巻き込むな。自分達二人だけで仲良くやってくれ!