貸金庫事件で今も尚揺れ続け、事件の解明や全面公表がなされていない三菱BK,半沢頭取が、今般全銀行の協会長に就任する予定とのこと。自行内から巨額の窃盗犯を出し、預託被害者への補償も充分でなされていない中、本来なら自身が率先して頭取職を辞任すべき立場なのに、数か月の報酬返上でお茶を濁し、今回はあろうことか、全銀行を束ねるその協会長に収まるという。
一体、日本はどうなっているのか! 信用を最大の看板とする銀行で、信用失墜の最高責任者が、全く責任感を感じさせない所業は、情けない。こんな無責任男が日本最大のメガバンク頭取だったとは、日本沈没の標本のようなものだ。
フジTV遠藤副会長は、社内の中居問題不祥事の責任を取って、民放業界を束ねる民放連会長の辞任を表明しているが、それは当然の事だ。社会に対し、そうした責任の取り方を表明することにより、亡き父の狐狸庵先生も墓場の陰で喜んでいるだろう。
今回の半沢頭取の全銀行協会長就任には三菱グループ内からの反対も多く、政府内からの懸念の声も出ているという。常識ある立場の者は、当然に反対しなけでらならない。就任を阻止しなければならない。これ以上、日本を腐らせたらならないのだ。