昨日のNY,ダウが4年10か月ぶりの大幅下げ、1600ドル、約4%の下げ。NSDは更に酷く約6%1050pの下げ、SOX半導体は約10%、円も急騰、4円以上上って145円台。
トランプ関税に世界中の市場が縮こまっている。昨日の東証1600円以上も下げたが、今日も又尾を引き、1時現在1200円以上の下げ。33,000円前半に低迷している。
こんな中、当のトランプはうそぶいている。これで病体の米国経済が元気になると。半ばカルト集団のMAGAの連中は、元々はお金持ちが少ないから、米国市場、世界の市場が崩壊しても、自分達には関係ない。大いにヤレ、ヤレ!とトランプをけしかける。その裏でトランプ一派、世界一の金持ちマスクが、この2日間でどれ程稼いだか・・。マスクの大統領選献金、1000億円など、あっという間に回収できるだろう。自分もこの2日間で200万を失った。自分と似たような世界の弱者が皆大きな損失を被った筈だ。それ等の負け金は殆ど全て彼等の手に渡る。
MAGAの連中はトランプ一派、マスク一族がこの騒動でどれ程裏利益を上げたかは知らない。世界一の金持ちマスクの資産は51兆円だ。日本の年間予算の約半分。OECD加盟国10位以下の国家予算よりも巨大だ。そんな連中が米国を支配し、世界を支配しようとしている。昨日、ロシア高官がワシントンを訪問し、今日はトランプとも会った。最悪のシナリオは米ロが手を組み、ウクライナの分割を計ることだ。この男ならやり兼ねないことだ。
その男は人ではない。サルだ。サルの悪智恵。強欲なマントヒヒに違いない。猿山の大将で、お気に入りだけを集め、それ以外は排除する。お気に入りはボスの顔色だけを窺って、一緒に悪さする。サルの惑星は、猿の善良な部分を表に出して映画作りをしているが、このマントヒヒの惑星は、弱肉強食。強い猿のやりたい放題だ。
映画の中の猿の惑星は穏やかなチンパンジーが進化したような猿の集団だが、その星のマントヒヒの集団は強欲、凶悪だ。緑猿に似たような顔つきの険悪な猿の集団と、ゴリラが進化したようなゴリゴリ猛者の猿の集団。この3つの集団がその星のマウントを奪おうと、牽制し、戦っている。その星は3つの猿軍団に支配され、人に似た温厚な人類は隅に追いやられ、生き延びるのが精一杯だ。
この広大な宇宙の中で、たった一つしかない緑の惑星は、いつの間にか猿の軍団に支配され、やりたい放題の修羅の星になっていた。米ロ中の指導者が自分勝手な振る舞いをして行って、行き着く先の地球の未来像がそんな修羅の星に思えて来た。
今の米騒動を食糧危機とは言わないが、限られた地球資源の中で、増大する人口増。いまでもアフリカや近東の地方では食糧難で餓死者も出ている。今から50年程前、カナダの首相、ピアソンの提唱で、これから増大する人口と気候問題をコントロールすべくローマ委員会が設置された。
50年経った今でもその問題は解決せず、むしろ悪化している。トランプなどはこうした制限を一笑し、撤廃を求めている。反ローマクラブ運動だ。ただ彼のような大統領は一時的なフロッグ減少で、世界は又元の標準化に戻って行くに違いない。長い時間がかかるかも知れないが、ローマクラブの精神は人類が進んで行く道のりだ。