ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.25(金・曇り)狸とキツネの化かし合い。鎌倉街道。

 

ワシントンでのG20財務省会議が、無事と言うか、少し波乱含みで終了した。今回は議長声明もないし、議事の共同声明、総括もなかった。唯一ベッセントがトランプ関税に関し、米国は孤独を求めている訳ではない、と言ったことが注目を浴びた。現実には爪はじき状態で、信用失墜は甚だしい。

 

その御大将トランプお殿様だが、昨日も今日も中国と話し合いをしている、交渉を始めている、と記者に答えているが、一方の中国、全くそんなことはない。米国とは一切話し合いは行っていない、と全く反対のことを言っている。

 

どっちが本当の事を言っているのか、狸とキツネの化かし合いのような話だが、トランプは相手が習とは言っていないし、中国外交部広報担当は、どんな話の内容かは言わずに話し合いはしていないと。川を1枚剥いだら、中身は狸もキツネも一緒の化け物だ。

 

そんな中、許せないのはプーチンで、戦争停戦が近づいている中、昨日は最大規模のミサイル、ドローンをキイウに打ち込み、又多くの市民が死傷した。これにはさしものロシア贔屓のトランプも頭に来て、今までなかったような最大の怒りをプーチンにぶつけた。

 

明日はバチカンでの教皇葬儀だ。ロシア正教プーチンも参加したいだろうが、国際警察から逮捕状が出ているので、のこのことは出向けない。キリル大司教もどうようだ。招かざる客トランプは押しかけていくが、有難迷惑だろう。そこへゼレンスキーも焼香に行くが、この二人の間柄、弔問外交にはならないだろう。

 

ともあれ、米中の話し合い気運が持ち上がり、市場は好感。ダウは500ドル近く上げ4万ドルを回復、NDQも450ポイントも上がった。その強い影響を受け、東京も一時は900円以上も上げて、35,700円まで乗せた。ダウが4万ドルを回復したのだから、遅かれ東京も4万円の大台に乗せるだろう。年内とは言わず、指呼の間だ。

 

軍事幕府が鎌倉に開かれてから、日本の権力の比重が京都と鎌倉に二分され、力の分散は鎌倉方に比重を多くして行った。2回にわたる蒙古の侵攻も、フビライ天皇を相手にせずに、鎌倉幕府北条時宗、時頼を相手にし、国としても鎌倉武士を中心として九州の地で敵を迎え撃った。この2度の戦いに際し、天皇の出る幕はなかった。

 

元から宋にかけての貿易船も鎌倉沖にやって来た。鎌倉は名実共に日本の政治経済の中心に位置するようになった。そうした、当時の都に通じる道路として鎌倉街道が鎌倉周辺に整備されるようになった。そうした鎌倉古道は今でも関東各地に残っている。鎌倉滅亡の頃の戦い、久米川古戦場とか分倍河原の戦いなどはその当時の名残の地名だ。鎌倉幕府が成立してから凡そ1000年になるが、そうした当時の地名は関東各地に残されている。今そこで生活している人々も、そんな過去1000年の歴史の中に生きている。