ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.29(火・晴れ)昭和100年。鏡像生命体と動物の解放。

 

今日は100何年か前に昭和天皇が誕生した日で、昭和時代には天皇誕生日として、国民が祝った。今から30数年前、昭和天皇崩御し、それまでの国民の祝日を昭和の日として名前を変えて祝日とした。5月連休の直前の祝日で、日並びが良ければ5連休、7連休などの大型連休となる。マスコミなどは国民を煽って、前日の月曜日、明日からの3日間を仕事休みにすれば、9連休になると大騒ぎしている。

 

実際、先週の土曜日から来週の火曜日まで延べでフルに休める日本人はこの日本に何人いるだろうか・・。そんな贅沢が出来る日本人など数万人もいないだろう。ましてや9日間、海外やどこかへ旅行などできる裕福な個人、家族など数える程しかいないだろう。

 

昭和は遠くなりにけり。間の平成30年を挟んで、令和も既に7年。令和天皇も漸く板について来たし、平成上皇皇后もそれなりに歳を取って来た。平安時代上皇、法王のようにいつまでも権力にしがみ付かず、表にしゃしゃり出ない温厚さが、国民に評価されている。万世一系天皇家。世界で一番か2番目に長い家系の中では家系断絶の危機に瀕したことも何回かあったが、21世紀の今日まで綿々と繋がっている。女性天皇女系天皇、等々今後の継承問題に世間はやかましいが、夫婦別姓問題同様、日本人の叡智が問題解決し、末永い弥栄を体現してくれるだろう。

 

橳島次郎さんという科学文明論者が「鏡像生命体」について今日の新聞に寄稿していた。橳島さんと言う苗字。余り目にしないが「ぬでしま」と読む。群馬県高崎方面に多いようだ。橳の木は、漆、膠の種類の様だ。

 

この「鏡像生命体」、これも又見慣れない言葉だが、英語ではMirror Life.人間の全く正反対の分子構造を人工的に作るものだが、別の言葉では「鏡像異性体」とも言う。いわば、合成生物体で、遺伝子組み換え研究と同じように、人類にとって利益になるどころか、危険な存在になるようだ。

 

果てしない科学、技術の進成、生成AIは間も無く人智を越え、Singularityも間もなくやって来る。200年後、300年後の地球はこの「鏡像生命体」や生成AIが人を越えて、幅を利かせている知れない。

 

ピーター・シンガーの「動物の解放」が去年改訂された。アニマルウエルフェア、動物愛護のことで、動物も人と同じように、痛み、悲しみ、苦悩を持っているので、肉食や屠殺などは控えるべきだと言う思想。トップアスリートの多くは肉食ではなく、ヴィーガン、完全菜食者になっているようだ。

 

肉を食べないと元気にならない、病気から回復できない、肉食は栄養価が高いので必須だ、というのは迷信で、肉が無くても元気で生きていける、との思想だ。

現に明治までの日本人は大半が菜食で、肉は食べなかった。インドのジャイナ教徒も菜食主義で、肉食は口にしない。肉食は迷信だと達観できれば、皆、誰も菜食主義者になれるだろう。仏教とは元々は菜食主義者だった。今でも宿坊での料理は斎食で、肉は使われていない。肉食を減らすことによって、日本人はより健康体になるかも知れない。