奇天烈言動を繰り返すトランプの事だから、まだまだ安心はできないが、株式市場の方では早くも愁眉を開き、株高ドル高を演じている。きっかけはトランプ関税交渉の第一号妥結が出来た、ということを市場は好感したのだ。米国英国が協定を結んで、双方の顔が立った形になったのだ。
今朝のNY,ダウは一時500ドル以上上げ、NSDも1%以上の上げ、日本よりも早く始まるNZ,豪州なども大幅高でスタート。東証もじり高になって、一時は600円以上も上げ、最終では574円高、1.56%も上げ、37,503円で終了。漸く37,000円台半ばまで上げた。
昨夜来円安も急速に進み、145円台。先週は130円を割り込むこともあったが、急速にドル高も進んだ。ペソも同時に上がって、当方、カラ売りに手酷い反撃を食っている。ただ全体では持ち分が上がり、漸くプラスに浮上した。ビットコイン、その他の仮想通貨も一様に値段を上げて、高値追い。世界の経済が平常に戻るのを多くの投資家が歓迎しているのだ。
もう一つの愁眉、ローマ法王庁、フランシスコ教皇の後任者選び、僅か2日間の投票で次期教皇が選任されたのだ。コンクラーベは根競べ。コンクラーベで後任教皇が選ばれるが、過去には何日もかかったこともあった。正に根競べの選挙戦だが、今回はすんなりと決まった。本命ではなく伏兵だったようだが、初の米国人教皇誕生に鬼のトランプも大喜び。これで鬼も少しは大人しくなってくれれば、正に瓢箪から駒になるのだが・・。漸く愁眉が開かれるか・・。
世界一短い手紙は、フランスの文豪ビクトルユーゴが自身の本の売れ行きを出版社に尋ねた手紙で、「?」としか書かれていなかった。その返事に出版社は「!」と返事した。全く簡単明瞭で、今のSNSの絵文字と同じだ。脳が進化すれば、象形文字で意志の伝達が可能になるかも知れない・・・。