金曜日、格付け会社ムーデイーズによる米国国債の1ランク格下げで、今日の東京は大荒れするかと身構えていたが、大きな波乱はなく、円高も少し進んだ程度で、株式も大きく下げることも無く、255円安の37,498円で終了、難無きを得た。3大格付け会社の内、S&Pとフィツは既にバイデン時代に米国債を最上位から1ランク下げていて、今回ムーデイーズが追随した形であり、市場にはそれ程大きなインパクトを与えなかったようだ。昨日はベッセントもムーデイーズを信用していないと打消しを図っていたが、長期金利は進み、その限りで円高も進んだ。今晩のNY市場が注目だ。いずれにしても波乱続きの米国市場だ。
さて、トランプならこう言うだろう、「江藤お前はクビだ!」と。昨日の佐賀での講演の中で、聴衆を前に「自分は米を買ったことはない。支援者から毎年米を沢山送られ、今まで買ったことは無い。売る程ある!」と喋ったから、マスコミは黙っていない。この令和の米騒動の中で、農政を所管する大臣として、右往左往の対応で、米価は一向に下がらない。そんな大臣があろうことか、支援者からタダで米をもらっている! 国民から日に日に批判が高まっている中でのこの様な発言。こんなトンチンカンな能無し男が農政の大臣だったから、右往左往してきたのは当然だったのだ。総理から大目玉を食って、直ぐにも前言を打ち消し、発言を取り消したが、以前、安倍が散々叩かれたように、覆水盆に返らずだ。早目に辞任し、もっとしっかりした人に大臣の椅子を譲った方がよい。
問題の米価、いつになったら下がるのか・・。2年前に大阪堂島に米価先物市場を開設したことに端を発していないのか・・。国民の主食であるお米をハゲタカの前に無防備で投げ出した。今の状況を見ていると、木を見るに敏なハゲタカ連中に米価が揉みくちゃにされているようにも見える。国民の主食であるお米は、政府がしっかり管理すべきだ。米作農家の規模の拡大を図り、直播きを奨励し、輸出入を自由化し、美味しいカリフォリア米、ローズ米を自由に輸入し、日本からも輸出する。大規模農業で直播き農法なら太刀打ちできるし、輸出国にもなり得る。目前の米価高騰に目を奪われて、米作の大局を見失ってはならない。
チェリスト水谷川(みやがわ)優子さん。初めて聞く名前だが、世界的に活躍している。祖父が近代オーケストラの祖、近衛秀麿で、秀麿は昭和の元勲近衛文麿の弟。秀麿の息子が当時の春日大社の水谷川家に養子となって、そこで生まれたお嬢さん。家系は超一流である。来月5日、上野の文化会館小ホールで演奏会が開かれるが、足が元気だったら、行ってみたい。もうチェロを止めて20年以上になる。チェロの音が懐かしい。特にブラームスの五重奏曲は心を震わせた。パブロの鳥の歌も良い。曲りなりに自分でも弾けた。懐かしい。