昨日の事件発生で詳細は不明だが、大阪池田市の集合住宅に住む5歳の少女が近くの商店に駆け込み、自宅で父が包丁を持って倒れていると助けを求めた。警察が部屋に行くと、室内でこの少女の両親が血まみれの状態で死んでいた。死後数日は経っていた。
腐敗の進行具合で母親が先に死に、その後父親が腹部を刺して自殺したようだ。少女の背中にも傷跡があったが、出血は止まっていた。状況より、夫婦間の争いがあって、夫が妻を刺し殺し、その後自身も自殺した。その際、5歳の娘も道連れにしようと思ったのか、一度は背中を刺したが、思い止まり、自分だけ死んで行った。
毎日新聞は今朝の朝刊も夕刊も全く報道せず、だらしない新聞社だが、昨日の事件で詳しい内容も分からず、この集合住宅が公団なのか、府営、市営なのかは不明で、夫婦の職業、年齢も不明だが、尋常ではない。子供の前でどんな夫婦喧嘩があったのか、夫が包丁を持ち出し、妻を刺し殺すとは! 子供の衝撃は如何ばかりか・・。死後数日経っているとのことだから、この5歳児は両親が死んだ部屋で数日間一人で生きていた。隣家や外へ助けを求めることも出来ず、どんな風に生きていたか・・。が、遂には部屋を出て団地の外の店に飛び込んで、助けを求めた。
5才だから携帯も持っていないだろうし、加入電話の掛け方も分からなかったかも知れない。だから、親族に助けを求めることもできなかったのだろう。或いは親しい親族も団地中の知人もいなかったかも知れない。全くの孤独の中で両親二人の死体を前にどんな精神状態で生きて来たか・・。自分にも同じ年頃の孫がいる。とてもこの少女のようには強くは生きられないだろう。
両親を亡くし、親族に引き取られるか、施設に預けられるか、いずれにしてもこの少女の苛酷な人生が待っている。15年後は成人だ。祝ってくれる両親もいない。誰か良い人と出会って、幸せな結婚をし、子供も生まれてくれれば良いのだが・・。40才、50歳、70歳になっても、今日のこの惨事は脳裡から離れないだろう・・。過酷な運命を乗り越える強くたくましい女性に成長してもらいたい。人生は不公平だ。だがその逆行に打ち勝つてたくましく生きてもらいたい。
今日は又数か月振りの党首討論。最初のバッターは立民野田党首、次に維新の前原、最後は国民の玉木。3人で僅かに30分、内野田が半分以上の20分を占めたから、残り二人は僅かに5-6分、殆ど実のある討論にはならなかった。昨日はトランプープーチンが通訳を交えたとはいえ2時間も話し合いを行ったことを考えると、余りにも短い。
この党首討論直前の今朝、江藤が辞表を提出、後任に小泉君が選任される。7月参院選、自民の票が伸びないだろう中、選対本部長の要職にある小泉君、責任を追及されない立場を丁度良い塩梅で下りることができ、一番喜んでいるだろう。選挙前に米価、小売価格を急激に下げ、現状の5キロ4000台から1000円以上も安くすれば、選挙戦にも好影響。仮にも自民が勝つようなことにでもなれば、最大の功労者。矢張り、彼は次の世代の有力総理候補にはなる。付きが付いている。総理を目指して、ガンバレや!
「なだり」とは聞きなれない言葉だが、国語辞典には「斜めに傾いていること、傾斜、なだれ」とある。短歌で使われる和語のようだ。
「なだりには胡蝶花(シャガ)むらがりてしみいづるかすかなる水もこころ寄らしむ」(植田三四二)
庭の隅に今頃花開くシャガ。漢字で胡蝶花と書くのは知らなかった。色は違うが胡蝶蘭とどことなく似た感じの花だ。どちらの漢字が先に出来たのかは、自分には分からない。色は白と黄色。胡蝶がどんな蝶々かも知らないが、花のように小さな蝶に違いない。