ちゃおチャオブログ

日々の連続

西国巡礼・琵琶湖周遊の巡礼記(36)祇園の八坂神社の前からバスの乗ってホテルに戻る。

歌舞伎座の前には夜の街をぶらぶらしている若い女性もいる。

 

ああ、こんな所にも観音霊場がある。京都を洛陽と表現するのは奥ゆかしい。

 

その隣には漢字検定、博物館もある。流石に京都だ。

 

花見小路を少し覗いてみる。

 

 

京都の夜は賑やかだ。円安のせいか、沢山の外人観光客が繰り出ている。円安効果で、彼等の金払いも良いだろう。新宿歌舞伎町にいるようなメイド姿の若い子が交差点に立っていたり、現代風夜鷹のような若い女性が所在なく通りを歩いている。自分が嘗てバンコクを旅行し、ナナ周辺を歩いた時のような感じだ。今は主客逆転、日本人が召使になっている。

京都駅行のバス停は八坂神社の前に数カ所あって、どのバスに乗っても駅に向かう。ぶらぶら神社の方向に向かって歩く。京都歌舞伎座南座から少し歩いた先に漢字検定の博物館があり、流石、伝統を重んじる京都のこと、この検定機関も京都にあったのだ。年末恒例の今年の漢字、毎年清水寺貫主が清水の舞台の上で、図太い筆で一文字大書するが、今年の文字は何だったか・・。昔大西良慶さんという貫主がいたが、今は誰か知らないが、ここの検定さんと相談しながら、決めているのだろう・・。

少し路地に入って見る。花見小路を入った直ぐの所に料亭一力がある。赤穂浪士の家老大石内蔵助が吉良上野の目くらましの為にここに入りびたり、大枚をはたいた歌舞伎の演目があるが、今ある一力は当時と同じ場所に料亭か・・。中は暗く、如何にも格式の髙そうな料亭で、出入りする人の姿も見えない。京都大阪方面の大だなが密かに利用しているのだろう・・。

ここまで来るともう直ぐ目の前が祇園の八坂だ。明るくライトアップされている。桜の季節にはこの神社の奥にある丸山の夜桜、夜の枝垂れを見るために沢山の客が訪れているだろう・・。京都は実に歴史と観光の街だ。バスは夜でも何本も走っていて、待つ程も無くやって来て、飛び乗り、駅に向かった。

 

こんな小路にも観光客が入り込んできている。

 

  • ああ、一力だ。江戸時代と同じ場所の同じ建物か・・。

     

    一見さんはお断りだ。


    ライトアップされた八坂神社。この前のバス停から京都駅に戻った。