昨日インドで飛び立った直後の旅客機が離陸数十秒後に飛び上がれずにそのまま墜落し、一人の乗客を除いて全員が死亡した。ボーイング787型機でこの製造に当たっては日本の企業もB社と共同で、多くの部品を供給している。炭素繊維を供給している東レなど大きく下げた。
242人の乗客乗員の中で唯一一人が助かった。飛行機の最前列に座っていて、大きな爆発音と共に目の前の非常扉が吹き飛び、無我夢中で機外に脱出したという。他の241人は機内で成すすべもなく亡くなった。助かった男性の兄も他の席で同乗していたが、亡くなった。地震や津波の時に「てんでんこ」という言葉がある。何か大きな災害に突然襲われた時、他人のことはお構いなしに、自分自身で自身の命を救済することだ。唯一の生還者の行動を見ていると、この「てんでんこ」を思い出す。
気違いネタニヤフが又無茶なことをした。日本時間今朝未明、イスラエル空軍の戦闘爆撃機数百機がイラン国内の数カ所を奇襲攻撃した。不意打ちの奇襲攻撃は真珠湾攻撃の反省から国際条約で禁止されているが、イスラエルは数々の国際協約、国際憲章を無視し、傍若無人の振る舞いは全くロシアのプーチンと同列だ。80年前、ユダヤ人はナチスドイツにジェノサイドの集団虐殺に遭ったが、そのユダヤ人の系譜を継ぐイスラエル人は今や立場がナチスになって、弱者のアラブ人、イラン人を思いのまま殺戮している。
イランも中東の大国。不意打ちを黙って見過ごすことはできない。早速ドローン、無人機で反撃を行うが、アイアンドームには太刀打ちできない。で次にやる事はペルシャ湾、オマーン湾での洋上攻撃だ。今日の一撃で原油価格が急騰した。米国はこの攻撃に関与していないと、最初から白旗を振っているが、イランはそうは見ていない。
イランは紀元前からこの地域での大国だ。ペロポネソス戦争では当時の世界大国ギリシャを破っている。3000年も前の昔からこの地で覇権を握っている。戦後の一時期、パーレビ国王が親米的で西側との融和も図られたが、ガリガリ亡者のホメイニに代わってから又元の木阿弥、箸にも棒にもかからぬ国に戻ってしまった。だからと言って、イスラエルが不意打ちを食わしてはならない。
戦後80年、この地では戦争が絶え間なかった。一時的な平和な時代があったとしてもそれは見せかけの平和に過ぎず、過去7回も殺し合いが繰り返されてきた。お互いがお互いを憎み合い、憎悪の渦の中で背中合わせの生活をしてきた。この先何十年か何百年、憎悪に血塗られたトラウマから逃れることはできないだろう。トランプが言ったように、この地からパレスチナ人をどこかに移送しない限り、殺し合いは止まらないだろう。もっと早く効果的な方法はイスラエルをもっと全く別の土地、例えばリビアとかサハラ、シベリア等に造って、イスラエル人全員をそこに移せば平和は戻るだろう。丁度、モーゼの時代にあったように・・。ゴルゴダの丘は世界に散ったイスラエル人の聖地巡礼の地に留め置けばよい。