ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.28(木・晴れ)ハイエナのような男。

 

 

各テレビ局の報道番組では連日神戸三宮エレベーター内刺殺犯谷本の防犯カメラ映像が報道されている。新宿区内の運送会社はお盆休みで、この間谷本も5日間の長期お盆休みを取って、地元の神戸にやって来た。往復新幹線チケットは運送会社の社長が買ってくれたようだ。

 

三宮近くのホテルに4日間連泊で予約していたが、テレビ報道では、早くも翌日から女性の物色を始めている。神戸に来た理由は女狩りだ。最初は別の女性を狙っていたようだが、犯すのが難しいと思ったのか、3日前からこの被害女性、片山さんに目を付け、女性の会社周辺をうろついていた。前日には朝から会社の前に来て、出勤を待ち構えていた。執念だ。前日も後を付け、彼女の行動パターンを把握した。

 

事件当日の映像を見ると、正にハイエナのような行動で、女性の前を歩いり、10m離れた後ろを付けたりと、彼女にバレないような忍者の動きをしていた。彼女がオートロックのマンションに入る際には、即座に距離を縮め、一緒にすり抜けた。エレベータにも何食わぬ顔をして、一緒に乗り込んだが、彼には前歴があって、こうしたすり抜け、同乗には長けていた。

 

エレベーター内で後ろから羽交い絞めにされた片山さんは突然の脅威に声も失い、本能的に防護したが、それが結果的に死を早めることになった。24歳の若い女性に「死んだふり作戦」などは到底無理だ。自分の身を守るための抵抗をするのは当然だ。結果的にハイエナの魔手に命を失った。

 

自分の知る片山姓は名家だ。元鳥取県知事で元総務大臣の片山さん。女性初の大蔵省主税官を務めた片谷さつきさん、それから先般の斎藤県知事の副知事を務めた片山氏。どの方も立派な業績を残しているが、亡くなった片山さんもこの名家に連なるものかどうかは自分には分からないが、亡くなった直後の父親のマスコミへの対応は立派なものだった。彼女自身は大手損害保険調査会社、損保リサーチ、神戸支店の社員のようだ。しっかりした社員教育、家庭教育も行き届いていたのだろう。

 

一方の谷本、勤務先の会社の4畳半の部屋の映像が流されたが、狭い部屋のベッドの上には2対の位牌が置かれていた。誰のものか解説はなかったが、立派な位牌で両親のものかも知れない。今回の神戸への里帰り、お墓参りをしたとか、親戚回り、友人との飲食等は伝えられていないが、今回の神戸への里帰りは、そうした一切の姻戚、交友を捨て去って、単に犯罪の街としてやってきた。過去の犯歴の中で、地の利があるとも思ったのだろう。

 

人は豹変する。人によってはそれが突然にやって来て、昨日までの自分とは全く違う自分になってしまう。君子なら良いが世の中には君子は少ない。普通の人は、豹変した人の性格が入れ替わり、自分ではコントロールできなくなる。豹変後の邪悪な性格に従わざるを得なくなる。性格の豹変がいつ起きたかは自分には分からないが、既に神戸に行くと決めた時から、邪悪な犯行で頭がいっぱいになっていただろう。魔手と犠牲者。神戸の地で、全く偶然の切っ掛けで接点が生まれた。クレオパトラの鼻ではないが、片山さんに余りにも惹きつけるオーラがあって、あたら24歳で命を閉じることになった。運命のいたずらだ。