
赤沢関税担当大臣が訪米を急遽中止した。日本の米国への投資金77億ドル、約80兆円の投資計画の文書化に付き、米国からの要請で1日も早い締結を求められていたのだが、赤沢大臣曰く、事務方の手続が整っていない今の段階での訪米は好ましくない、と言うのがその理由だった。
大臣に限らず、日本政府としても早期訪米の早期文書化を躊躇するのは当然だ。そもそも2か月前、関税交渉の包括締結の際に、日本の80兆円の投資と引き換えに、自動車関税を追加的税率42%から元の税率15%に戻す合意事項が守られず、自動車に関しては今も尚高い税率のままだ。後から締結した韓国やEUは皆15%なのに、日本は未だに42%の高率だ。
これについて米国側は事務方の手違いでこうなっているが、直ぐにも合意の15%に戻す。しかしそれには大統領令の署名が必要で、大統領は忙しく、その時間が取れない、との言い訳だ。ベラボーな報復関税をいとも容易くサイン1本で命令してきたトランプ、時間が無い訳はないハズだが、2か月経った未だに履行されていない。
赤猿大統領は訳の分からぬ山猿だ。ブラジルのボルソナルとは仲良しで、贔屓にしている。ブラジル政府が元大統領ボルソナルを訴追しているが、赤猿はブラジル政府に圧力を掛け、訴追を止めさせ様としている。訴追をストップしないブラジルに対し、高額な追加関税を課している。滅茶苦茶な山猿だ。
赤猿は安倍とも親しかったが、それはボルソナル同様に個人的な関係で、日本に対しては好意を持っていない。バブル絶頂期の頃、日本の不動産会社によってNYから追い出され、その後の自動車摩擦、等々、面白くない思いを持っている。多分、日本に対しては根を持っているのだろう。このまま言を左右にして、お金だけ巻き上げられて、いつまで経ってもサインしない危険性も考えられる。日本に取っては踏んだり蹴ったりだ。この赤猿大統領はやり兼ねない。
赤沢は、赤猿がサインするのを確認した上で、文書化にサインすべきだ。少なくとも、この二つのサインは最悪でも同時に履行されるべきだ。いつまでも手玉に取られて、騙され続ける訳には行かないのだ。
