
今日の新聞、暫く中断していたが、又最近になって再開した「ガザ市民の日記」。空爆下のガザに住む高校教師の家族を引き連れての主に引っ越しにまつわる飛び飛びの日記だが、物価高騰のガザ地区を逃げ惑う姿が日記に現れている。暫く、多分1年近く中断していたが、新聞では報道されていなかったが、爆撃などで死亡したのかと思っていた。が、又先月辺りから再開が始まって、悲劇的な最後を迎えずに済んで良かったと思った。再開版では本人の年齢が50歳となっていて、確かイスラエル侵攻が始まった頃には48歳で、逃げ惑う中でも歳を重ねていた。
最初に驚いたのは、ガザ市内の物価高で、物不足と相まって、売り惜しみもあるのか、パン1個の値段が1000円、2000円、小麦粉を買うのに数十万円と、途方もない金額の羅列で、記者が為替レートの計算を間違っているのかと思った程だが、戦時下のガザではそれが普通のことかも知れない。
「9月4日」の日記にはガザから別の町に移転する際のアパートの賃貸で、供給が減っている中、物件が少なく、激しい値段になっている。国際機関が借りる際、月に1万6500シェケル、約72万円から2万シェケル。「9月10日」知人の助けで借りられたが、月6700シェケル、約29万円。ガザから15キロ離れたアパートへ移動する為家族と家財を乗せてタクシーで行ったが約15万円。1キロ1万円だ。それでも10時間もかかった。この高校教師の給料が幾らか知らないが、日本円にして1000万円以上の所得が無いと、やっていけないだろう。パレスチナ人の所得がそんな高いとは思えないが、日記にも新聞の解説にも家族の収入は一度も出ていない。
この日記で驚いたのは、そんな物価高ではなく、アパート探しの際に、夕方ガザの自宅へタクシーで戻る際、前方で銃声が聞こえ、数人が道路に横たわっていた。それはイスラエル軍によるものではなく、武装組織によるもので、車列を襲い、タクシーも奪おうとしていた。運転手の機転で何とかその場を逃れたが、ガザでは夜になると武装組織やギャングが窃盗を繰り返している、と書いてあった。
この高校教師にとって恐ろしいのはイスラエル軍でではなく、地元のギャング団や武装組織だ。治安が破れ、力が支配する。救援物資のトラックに我先に群がる住民。人命は軽んじられ、日常的に繰り返される死。死ぬこと自体が既にマヒしている。強いものが勝つ、野獣の世界の一歩手前だ。高校教師の日記は、そんな一面を見せていた。
次の記事はトランプの行状記。奇想天外、思い付きで判断し、自分に対する非難は、それは「フェイクだ」の一言で、後の説明はないのだが、昨日に関しては珍しく、まともに答えていた。豪州の記者の質問「在任中に大統領がこれ程多くのビジネスに関与するのは適切か?」に対し、「私は関与していない。子供たちがビジネスを手掛けている」と答え、記者が更に質問をしようとしたら、人差し指を口に当てて「静かに」と。その後ホワイトハウスはXで、大統領が「失礼な外国のフェイクニュースの敗者を打ち負かせた」とツイート。
経済紙フォーブスによれば、トランプの資産は去年の2024年には約43億ドル、6300億円から、今年は既に73億ドル、1兆Ⅰ000億円まで増やしていて、1年も経たない内にほぼ倍増している。恐ろしい勢いだ。MAGAの連中が何も言わないのはよいとしても多くの米国民が、大統領及び一族に富が集中する状況を何とも思わないのか! 病んで行く米国の一面だ。
大谷本塁打が止まらない。昨日待望の50号を打って、2年連続の50本本塁打。メジャーリーグで6人目の記録保持者となった。第1号はベーブルースで、2回達成している。次のマグワイアとソーサは4年連続50本以上だ。
さて、大谷今日も又1本打った。トップとは2本差だ。今年も又ホームラン王が視野に入った。大リーグ記録、5年連続の夢を叶えてくれ。
