
土曜日、自民党総裁に高市早苗が選任され、当然のことながら、次期総理が確実視された中、今日の為替、市場は、早く高市効果を見込んでの大騒ぎ。空騒ぎではなく、実質棒上げだ。
東証、午前から活況で、2000円近くまで上げ、昼過ぎには2200円高まで上がり、48,000円を突破。終値では少し戻し、2175円高の47,944円で終了。実の30億株を越えるボリュームだ。リフレ派の高市さんが総理になって、国債も増発され、軍備も増強される。そんな思惑が市場関係者に行き渡ったのだろう。
円安も急速に進み、一挙に2円以上の円安。あっという間に150円を付ける。高市専権になり、日銀もおいそれと利上げには進めないだろうとの思惑。ドル円レートが140円台から150円まで下がれば、輸出業者に取っては、関税15%も10%は相殺され、余り痛みを感じなくなる。自動車各社も大きく上げた。
今週中には自民役員人事を固め、来週には首班指名で、晴て女性初の総理に選ばれる。が、国民の期待に反し、自民を変えるどころか、旧体質の自民党が戻って来た。石破同様、いや、それ以上に雁字搦めに取り込まれて、身動きできない、哀れな日本のサッチャー像が浮かんでくる。何のために松下政経を選び、何の為に政治家を目指したのか、もう一度初心に帰って考えてもらいたい。
