
戦前から連綿として行われている文化勲章。今年の受賞者は王貞治さん、ノーベル賞の北川教授、デザイナーのコシノジュンコさん他合計8名に授与された。長嶋茂雄が何年か前に授与され、王さんが取り残されていたが、今回数年遅れで漸く授与された。王選手が授与されないのは片手落ちだったが、これで漸く名実共に伴った。
勲章では漫画家の永井豪。能登震災前に輪島を旅行したが、震災の火災で焼け野原になった朝市通りの入り口近くに永井記念館があったが、火災で跡形もなく消えてしまった。他に政治家では竹中平蔵と山本拓。竹中が叙勲されるのは良いとしても、山本がどんな理由で叙勲したのか自分には分からない。周囲が気を効かせて、高市総理の内助の功とでも言って、表彰されたのか・・。そんな叙勲だったら、辞退したら良い。
問題は武藤で、バブル崩壊の責任者、3M、宮沢、三重野、武藤の一人で、他の二人はとうに亡くなっていたが、82歳にもなって、悪運が強い。日本を滅茶苦茶にした元凶の一人だ。作家の津村節子。旦那の吉村昭は随分以前に亡くなったが、彼女は今も尚現役で97歳。以前読んだ愛媛佐多岬の真珠養殖を舞台にした小説は読みごたえもあった。
文化勲章が終わり、来週からは締めの大相撲、九州場所が始まる。冬場所が終われば、一気に師走になって、今年も過ぎていく。一気に関脇まで掛け上ったウクライナ出身の力士、元レスリング選手だけあって、腰が低く、粘りあり。上位を投げ飛ばし、最速で役力士になった。来場所の活躍も期待されるが、次の横綱となって、大の里との一騎打ちも期待される。戦争に苦しむウクライナ国民も喜んでいるだろう。
