
中国の怒りは収まらない。火に油を注いでいる訳ではないが、燻った煙の量は日増しに濃くなる。日本が何も反応しないから、余計に地団駄を起こしているのかも知れない。高市、政府がなにもしないで傍観していてもこの火種は収まらない。半年、1年続いて、煙からボヤになり、本当の火事になるかも知れない。
中国は既に多数派工作を始めていて、欧州各国に対しては、自己の正当性と日本の非道を訴え、味方に引き入れようとしている。今日は又国連に対し2回目の日本非難文書を提出した。中国台湾は国内問題で、日本がそれにくちばしを出し、武力侵攻も言い出していると。高市、政府に取っては飛んでもない的外れだが、中国に取っての台湾は驥尾であり、トラの尾だ。他国が踏んではならない領域である。
今回中国政府が国連に申し立てを行った機会を捉え、日本政府は新たな展開を示さなければ、この波風は収まらず、暴風雨に拡大する危険性がある。そうなればお互いが不幸だ。経済損失は中国よりも日本が大だろう。高市は国家、国民の事を深く考えるなら、この際、頭を下げるのは止むを得ない。大所高所からの国益だ。
先週、外務省ア太平洋局長が訪中したが、全く相手にもされず返された。こんな小物では相手にならない、相手にしない、との意思表示だ。であるなら、今回の国連申し立てを捉えて、一段高い次官訪中も検討すべきだ。もしもその上、大臣との話になれば、日本としても考えなければならないが、騒動の発端、国会答弁から出たことであるから、大仰すぎる。
日本も中国も嘗てのような政府以外の民間人、政財界人の太いパイプがない。水面下で話をまとめ、大臣、トップが手拍子を打てるようなお膳立てを作れる黒子役も見当たらない。困った状態ではあるが、政府間で粘り強く話し合いをしていくしかない。中国外務大臣は元東京駐在大使だ。当然、その当時の交友、知人もいるだろう。細いパイプかもしらないが、そうしたルートを辿ってでも、日中問題は正常化して行かなければならない。
