
例年清水寺の能舞台で貫主さんが大書する今年の漢字は「熊」となった。このイベントが始まってから今年で丁度30年になる。以前は100歳近い貫主、大西良慶さんが年を感じさせない元気な姿で、白紙に向かっていたことを思い出す。30年の間にはトランプさんが大好きな金も何度か今年の漢字に選ばれた。それは日本の景気の良い頃の話で、最近の日本は金とは余り縁はないか・・。
縁があるのは金利の金で、今週日銀政策金利は長期国債で2%を付けた。これから米国が金利を下げ、日本は上げて行く。日米金利差が縮小し、円キャリートレードは終焉に向かうか・・。とすると徐々に円高が進み、数年後には再び100円1ドルの時代がやってくるかも知れない。つい数十年前の野田政権時代、1ドルが80円まで上がって、輸出業者から轟々の悲鳴があがっていたが、今は円安が極端に進み、その価値は当時の半分、160円になっている。
EUの人々は賢いから、トランプ関税を回避する為に日本とほぼ同額の米国内投資を約束させられているが、ここの処のユーロ高。ここ数か月で3割以上も価値が上がり、従ってドル換算する際のユーロの支払いは、その分少なくて済む。日本はその逆で、5000億ドル、150円換算で約75兆円、この数か月で3割以上円安が進み、トランプとの取り決め時よりは3割も余分な円を払わなければならなくなる。バカげた話だ。
仮に円が対ドル200円になったら、75兆じゃなくて100兆円も払わなければならなくなる。その時は円売りドル買いなどせずに、米国FRBに預けてある預託金なり金なり、米国債を売って、それで得たドルで支払うべきだ。そうすればドルの価値も多少は下がり、日本の実質負担も少なくなる。対トランプ外交、言いなりになるんじゃなくて、少しは頭を使った方が良い。
12月に入り、熊も冬眠に入ったのか、先月までと比べニュースが減って来た。来月になればもうニュースも殆どなくなるだろう。以前もこのブログで書いたが、熊は英語でBear,気の弱い動物と言われている。米国の様に熊撃ちが制限されてなく、いつでも射殺できるから、賢い熊は人の姿を見ると直ぐにどこかに逃げ去る。臆病なのだ。これから2‐3年、日本でも自由に熊を射殺できるようになれば、熊も又米国同様に人を恐れるようになり、今年のような大胆な行動はとらなくなるだろう。熊の意識の中に人の怖さをもう一度Reprintする必要がある。
