今日の巡礼は新幹線だ。

新幹線での巡礼は初めてだ。

六郷を渡り、間も無く新横浜だ。

新横浜を出たら、名古屋まではノンストップ。駅弁を取り出し、朝食を食べる。空弁は何回も経験しているが、駅弁は珍しい。

1月、神戸を中心に播磨の霊場4ケ寺を巡錫し、当分は休養かとも思っていたが、芭蕉ではないが旅の虫が騒ぎ出す。前の巡礼からまだ2か月も経っていない3月下旬、旅の虫を抑えきれずに又巡礼に出る。今度は単発。霊場の最後の第33番札所華厳寺への巡礼だ。西国三十三観音霊場、仮に全部を巡礼できなくなったとしても、最後の霊場に巡錫していれば、中抜きがあったとしても名分は立つ。
いつもは飛行機が多いのだが、今回の華厳寺は大垣からの電車で行くことになる。大垣へは新幹線が便利だ。東海道新幹線で名古屋まで出て、名古屋乗換えの大垣。大垣からは電車で約1時間だ。最近は余り利用していないが、今回は鉄道に強いじゃらんネットを利用し、名古屋乗換えの大垣往復と、大垣駅前のアパホテルを予約する。
今回の巡礼は1ケ寺だけだから時間に追われることも無く、ゆっくり出発できる。忙しい人なら日帰り巡礼も可能だが、折角の美濃路、お寺だけでなく周辺も歩いて見よう。いつもは飛行機で空の上から眼下の山並、町並みを眺めていたが、今回は久しぶりの新幹線。ゆっくり沿線風景を眺めるのも良いだろう。
朝7時に家を出て、新幹線は8時20分発。コロナが終わった東京駅は混んでいる。電車は指定だからその前の車両には乗車できない。切符とホテル代込みのツアーだから、個別に購入するよりは割安だが、ツアー切符はこんな所が面倒だ。お金があれば、自由に好きな時間の電車も乗れるが、貧乏人にはこの程度の制約は辛抱しなければ・・。
以前よりは多少は緩くなってきているとは言え、日本の電車、新幹線は時間に正確だ。特に3-4分おきに発着している新幹線の正確さは世界に無比だ。1分の遅延が大変な影響を及ぼす。多分運行もコンピューター管理されているのだろう。品川、横浜を出ると後は名古屋までノンストップ。2時間もかからない。横浜を出た処で駅弁を開き、朝飯とする。

慌ててスマホを取り出したが、時すでに遅し。浜名湖は通り過ぎていく。


名古屋まではもう30分程だ。
