ちゃおチャオブログ

日々の連続

1.24(土・晴れ)お粗末JR。劣化する日本。



 

人の命を預かるJRや航空会社は安全運航に一番厳格で、事故があってはならないことを重要な社是の一つに据えていた。駅のホームで車掌がホームの前後を見渡し、指を差して進行オーライを伝えていた姿は毎日見ている光景である。人々は意識の中で、JRは安全確認にこれ程厳格なのだと植え付けられていた。

 

先週JR山手線で停電が発生し、朝の通勤ラッシュ時に多くの乗客に多大な迷惑を掛けた。突然の停電で車内に取り残された乗客の数百人が体調を崩し、病院での治療を受けたが、幸いなことに、パニックによる死者が出なかったのが何よりだった。

 

事故の原因はお粗末、としか言いようがない。昨日、JRから発表された経緯によれば、夜間工事中に高圧電源を切って作業をしたが、その作業終了後にスイッチを元に戻すことを忘れ、そのまま通常電流を流した結果、田町駅の電圧機器が破壊され、その修復に8時間以上も掛かったとのことである。

 

全くのうっかりミスと言うか、信じ難いお粗末ミスだ。この作業は下請け社員がやったと思うが、JR社員の厳格ルールが下請けには浸透していない。傍からみたら素人集団だ。作業をきっちり完結せずに、次の作業を開始する。JRの安全ルールは一体、どこに消えてしまったのか・・。ホームの運転手が指差し確認するように、こうした作業でも、ちゃんとした作業手順書を作成し、その順番に従って作業をして行かないと、こうした信じ難い軽率ミスが発生する。当然ながら、この作業を指示し、監督したJR社員、責任者は相応の責任を負わなければならない。

 

最近の日本ではお粗末極まりない素人事故が頻繁している。つい最近では東電柏崎の原発再稼働だ。東北大震災以来、14年ぶりの再稼働に際し、十全なチェックと、些細なミスもあってはならないとの緊張感で漸く漕ぎつけた筈だが、稼働前から燃料棒の抜き取り異常が発生し、スタートが遅れたが、今度は稼働後の同様の事故だ。東電にしても、それよりももっと酷い、中電のインチキデータを用いての再稼働申請は、言語道断の詐欺行為で、この2社の原発運用の無能力を露呈した。

 

原発稼働が遅れることにより、どれ程沢山の東電利用者がバカ高い電気代を払い続けなければならないか。更にはバカ高い原油代をいつまで支払い続けなければならないのか。この2社の原発担当者は当事者能力ゼロに等しい。社長がテレビの前で謝るだけでなく、意識改革の為にも社長自ら責任を取り、退任すべきだ。

 

似たようなお粗末事故は去年のH3ロケット打ち上げの際にもあった。最初の失敗から3年を経て、もう2度と同じ失敗は繰り返さない、との決意で臨んだ筈だが、ロケット本体とは全く関係ない、カバーの切り離しが上手く行かずに、本体の起動まで狂わした。情けない。中国は既に月の裏側まで離着陸できる技術を持ち、後発のインドですら、南極の難しい地点にまでも着陸させている。JAXA責任者が責任を取った、との報道も無い。又2‐3年うじゃうじゃ時間を潰し、責任問題をうやむやにする積りだろう。

 

国家の命運を担うような原発、宇宙開発、日本のお粗末さが目に余る。米空母の甲板上で子供の様に飛び跳ねる総理の下では、残念ながら日本のこの技術の劣化を食い止めるような発想も出てこないか・・。