ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(32)「白馬寺」の境内を歩く。

白馬寺山門を入ると広々とした境内が広がっていた。
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人の流れに沿って、奥へ進んで行く。
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境内の最初の建物。
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中国風の太くて長い線香を上げ、馬鹿でかい松明を捧げ、奉納している。
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最初に出迎えてくれるのが弥勒仏。布袋さん。
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この弥勒堂にも多くの陪神が祀られている。
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洛陽が中国で一番古い中央集権の首都だから、この町に中国で一番古い仏教寺院があたっとしても不思議ではない。日本の教科書とか歴史書には殆ど載っていない「白馬寺」。当方も洛陽にきて初めてこのお寺の存在をしった。奈良末期、隋、唐への留学僧が数多く送られたが、著名な僧侶の誰かがこの寺で修行したとか、寄留した等の史実もなかったから、日本人には馴染みの薄いお寺になっていたのかも知れない。

しかしバイクを駆って30分、洛陽駅前から郊外のこの寺に来て初めてこの寺の規模の大きさ、門前の賑わい、由緒、歴史を感ずるものだった。午後の少し遅い時間ではあるが、尚大勢の観光客、参詣客を集めている。この人達もいろんな地方から集まってきているに違いない。

広々とした境内。どこをどう見て回れば良いのか見当もつかないが、兎も角、人の流れに沿って境内の奥に向かう。確かに誰かが言っていたように、中国の歴史ある建物、史蹟、文化財などは嘗ての紅衛兵、それ以前の内乱や戦争で多くが破壊され失われ、現在あるものは近年になって修復、新築されたもので、旧態を留めていない、との指摘は当たっているかも知れない。洛陽の時代の1500年前の古物などどこを探してないだろう。しかし、物は無くても精神は生きている。この寺が中国最初の仏教寺院であるとの精神性ゆえに、これ程多くの中国人が境内に溢れているのだろう。

あった。どの寺でも客人を最初に迎える弥勒仏。日本の七福神で言えば布袋さん。その丸々太ったお腹をせり出し、にこやかな笑みの元、先ず最初に参詣者を迎えてくれる。中国でいつの頃から弥勒信仰が人心に根付いてきたのか知らないが、仏教寺院であれば。その宗派を問わず、最初に迎えてくれるのが、このコミカルな姿をした弥勒さんだ。弥勒に迎えられ、安心し、境内に足を踏み入れた。
 
 
 
 
皆、中国風の出で立ちだ。
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馬鹿でかい香炉。
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釈迦三尊?
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お釈迦様か阿弥陀様かよく分からないが・・
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弥勒の裏側には、観音様が祀られている。
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