ちゃおチャオブログ

日々の連続

谷垣の無念と野田のしたたかさ。

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自民、民主、両党の党首選がたけなわである。一昨日、谷垣は総裁選出馬を断念し、涙を滲ませていた。数年前、加藤の乱の時の加藤を諌めた時の情景を彷彿させる。
 
彼としては残念だったろう。野田との約束、「近い内に解散」が、消費税法可決直後の解散を意味していれば、今はとうに総選挙も終わり、結果、自民の圧勝で、今頃、谷垣も総理の座に収まっていた筈であるが、運命はそうは易々と問屋を下ろしてくれなかった。
 
解散、総選挙が野田のしたたかさにより、先延ばしされ、自民総裁の立場で選挙に臨むことも適わず、結局、総裁選後に引き伸ばされて、今回総裁選を争うことになったのだが、彼の不人気ゆえ、総裁再選は危ぶまれるところであったが、長老その他意見、その中には表のニュースには現れていないが、その加藤自身の意見等もあり、結局出馬を断念し、総理総裁の座を諦めざるを得なかった。それが彼の運命、宿命であったことが、今にして了解できるものだった。
 
まあ、党内からの不人気、ということは国民からも同様の目で見られているに他ならないから、この際、彼が総理にならなかったことが国民にとってはプラスだったかも知れない。
 
一方の野田。今日は4人の候補者を揃えての公開討論会。NHKが一部始終を放映する。野田は谷垣以上に不人気で、国民からは既にソッポを向かれ、選挙はいつか、と矢の催促を受けているが(国民の多くは、民主を半減させたくてうずうずしている)、いつまで経っても解散せずに、この期に及んでいる。
 
野田とすれば、次の総選挙で民主が半減し、第1党の座から滑り落ちるのは目に見えているから、今回の党首選で、自身が再選され、総理として秋の国会に臨み、冒頭に解散の宣言をする積りで、再選を目論んでいるに違いないが、もしも更に解散もせず、12月の訪露まで本当に考えているとすれば、このクッソタレ! 嘘つき野郎! お前の顔は二度と見たくない! と、国民から大合唱の非難、中傷、総スカンを受けるであろう。
 
早稲田政経も出て、松下塾でも学んだ。よもや野田に限って、そんなバカな行動はとらないと思うが、再度言う、「近い内に」と言うのは、最長次期国会開催までだと。それが日本語であり、野田も日本人なら、それ位の事は常識として弁えておくべきだ。
 
 
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