ビルマ・マンダレー特急旅行（４６）ザガイン・ヒルの山頂寺院。

参詣道では殆ど出会わなかった参詣者も寺院内には大勢いた。

人々は単に参詣して下山するのではなく、ゆっくりと寺院内の雰囲気を楽しんでいるようだ。

タイとは少し違った顔形の仏様。

人々は熱心にお祈りしている。

奉納品も沢山捧げられている。

マンダレーヒルの丘の上にも豪壮な寺院が幾つも立ち並んでいたが、ここザガイン・ヒルの山頂にも、マンダレー程は大きくないが、立派な寺院が建立されている。ミャンマーではこうした程よい高さの丘を聖地として、丘全体が開発されて幾つもの寺院が建立されている。

１キロ近くの参道を登って来た時には殆ど行き違わなかった参詣者も、この山頂寺院まで来ると、かなりの人が参詣に来ている。人々はこの寺に来て単にお祈りをして下山するのではなく、なるべく長い時間をこのお寺で過ごそうとしているがごとく、境内をゆっくり散策し、時々は幾つかある仏にお祈りし、彫刻を眺め、愛で、楽しんでいる。半日、１日こうして山頂の寺院で寛ぐのだろうか・・。

当方に取っては、仏の名前すら分からず、どの仏が有り難く、効験があるのか分からず、ただ寺院の内壁の四面にそれぞれ飾られている佛をグルっと回って眺めるだけに終わったが、ビルマの人々にとっては、それぞれ目的別に何かの祈願をしているに違いない。その真剣さは後姿にも表れていた。