石原新党立ち上げには、評論家の大半は否定的な意見だ。何でこの期に及んで、彼が立ち上がるのか、と。総理を狙う最後の足掻きではないかと。名誉欲、支配欲に駆られた小説家的欲望で、夢を見ている。
等々、賛同する識者は少ないようだ。当然だろう。80という歳を考えれば、とうに後任に道を譲るべき歳を越えている。当方は、前回都知事選出馬にも反対していた。いつまで若者気取りでいたら気が済むのか、と。
まあ、最初のアドバルーン、昨日、今日はニュースの、耳目を集めたが、選挙は惨敗、年寄の冷や水になり、栄誉ある引退どころか、不名誉な結果に終わるだろう。彼の今まで果たしてきた功績からするとこういう形で、人生の最終章を迎えるのは残念だ。
尼崎大量殺人事件、どんどん広がって行く。日本の中にもこうした社会が存在していたことに戦慄する。人間のシ仕業とは思えない鬼畜の行い。しかし、現実の社会に存在している。人間関係の希薄、隣人関係の希薄、個人主義の伸長、こうした事で、こうした深い闇は個人の生活の範囲の中に埋没し、置き去りにされていっている。
社会を良くするためには、ある程度の個人主義の制限、社会の中の一員という教育、規範を作り上げて行く必要があるだろう。
今日もまた秋の好天。午後野川に出る。植物園。多彩な秋の花を見る。月見草が一つまッ黄色に咲いていた。