ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(20)普陀山・佛頂頂佛寺。

この山頂寺院も観音信仰のお寺だ。
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立派な山門を入る。
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山門内でにらみを利かす守護神。
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内陣の正面に本殿がある。
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本殿の中の本尊。この島の海洋族により守られ続けられてきたのだろう。
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いろいろな宝物殿、拝殿等が並んでいる。いちいち見ていたら見きれない。
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開いた窓から宿坊の中を覗くと、宿泊者用のベッドが20程並べられていた。
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観光客の殆どいない山頂のお寺。正式な名前は分からないが、取り敢えずお寺の入口に大書してあった「佛頂頂佛寺」としておこう。波止場近くの普済寺にはあれ程多く溢れかえっていた観光客も、流石にこの山頂の寺までやってくる人は少なく、山道の中の参道を歩いていても誰とも出会わない。森の中の森厳な雰囲気だ。そうした中一人の信者が熱心に九跪三拝しながら参道を進んでいる。2年前五台山に行った時に見た情景と全く同じだ。この島へ来て、観光客以外にこうした実際の参詣者を見ることができて良かった。漸く信仰の島に来た感じだ。

境内に入ると如何にも古めかしい建物と、なまめかしい仏の姿。観音像。観音様は海の守り神で、中国海岸地方のお寺では、どこでも祀られている。海の民が漁で蓄積した資材で維持されてきたのか、或いは海賊のような荒っぽい方法で富を蓄積したのは分からないが、古来からこの島を仏教の聖地として盛り上げ、人々の寄進により幾つもの寺が建立され、今はその過去の資産に寄って観光島となっている。

寺の境内の中には宿坊などもあって、凡そ30畳ほどの大部屋にベッドが20床程置かれていて、遠方からこの寺にやって来た信者、或いは出家者などが、いつでも宿泊できるような部屋もあった。境内には何人かの観光客もいたが、この宿坊に泊まっているのか、時間を気にする風もなく、ゆっくりと境内を散策していた。実際幾つもある拝殿を時間をかけて回ったら、本当に直ぐにも半日位は経ってしまうだろう。

当方は帰りのケーブルの時間、確か4時が最終だと頭の中に記憶していて、それに乗り遅れないようにあたふたと境内を回り、碌なお参りもしないで、この山頂寺院を後にし、急ぎ足で山頂ケーブル駅まで戻ったが、まだ20分程の時間の余裕もあった。

駅近くの山道には土産物屋台が幾つか出ているが、客もいないので皆暇そうにしている。可哀そうということでもないが、この山頂寺院へ来たことの証として幾つかのお土産を買う。その内の一つが普陀山の木のお札で、表には「普陀山南海観音像」と裏面には「大悲咒」の細かい陀羅尼文字が掘られた香木のもので、都合3枚を買う。内一つを帰国後にブログの知人竜司さんにお土産として渡したが、大した土産品ではないが、今でも有りがたがれているのは光栄だ。
 
 
 
 
寺を取り巻く緑濃い温帯の樹林帯。
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ケーブル到着駅近くにはちょっとした土産物屋が並んでいる。午後の遅い時間で余り人はいない。
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この山頂は巨岩で有名なのか・・・
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巨岩の前で。
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ケーブル駅に向かう途中の山道には土産物屋台が幾つか立ち並んでいた。
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この山頂寺院へ来た証として、お土産を幾つか買う。
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さてケーブルに乗って下山しよう。
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普陀山山頂寺院でお土産に買ったお札。
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