ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(26)普陀山での夕食。

西の山に太陽も沈み、残照が空を染めている。
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波止場のターミナルの直ぐ横には交番もある。
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明日のフェリーの時間も確かめておく。上海へは1日2便しか出ていない。午後4時40分発は深夜便で、明朝上海に着く。個室は998元、約1万5千円、雑魚寝の大部屋は109元、約1500円。約10倍の開きがある。
午後1時30分発は、当方が今日乗船してきた快速艇で、ピストンで上海ー普陀山を往復している。料金は299元ー255元、約4500円。
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明日は寧波に行くので、寧波行を確かめると、場所が近いせいか朝の10時以降、5時20分までの間、ほぼ1時間に1-2便が出ている。料金も83元と安い。
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レストラン街はまだ時間が早いせいか、それ程客は出ていないが、店員の売り込みが激しい。
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皆グループで楽しげに食事をとっている。
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赤く燃える太陽が山の端に沈み、西の彼方の夕焼け空も漸く残照を残すのみとなって、この壮大なページェントも終了した。数年前、豪州の草原、地平線の遥か先巨大な岩石の山ウルル、エアーズロックが、今日のこの夕焼けのように、空一面が燃え、巨大な岩石を赤く染めて行って、終いには乳白色の夕闇に包まれていったが、今それと同じような情景、興奮を得て、漸くこの場を立ち去ることができた。

眼の先に先ほどから人家の屋根が見えていたが、ここはこの島一番の繁華街!で、多くのレストランも密集している。この島へやって来た観光客は、殆どがこの地区へ来て、ここの自慢の海鮮料理を食べているようだ。足は自然にその所謂レストランクオーターへ向かう。

行ってみると呼び込みが激しい。大よそ20-30店舗が密集しているレストランコーナーを歩くと、どの店からも呼び子が飛び出してきて、何やら分からない中国語で、当店の自慢料理を大声で叫ぶ。元々中国人は大声だが、この時の呼び子はまるで戦国時代の武将が戦ばで、名乗りを上げているような大音声だ。特に3-4人のグループの引き込みに関しては熾烈だ。隣どおしで客を奪い合うのだから、余計に激しさが増すのかも知れない。

どの店も、店の前にちょっとした生け簀を置いてあって、海水がどんどん流れて、中で魚や貝が生きて泳いでいる。幾つか魚の値段を聞いてみると、どれもかなり高い値段だ。日本と変わらないか、少し安い位である。当方が日本人だからといって値段を吊り上げている風もなく、それがいつもの価格なのだろう。この島へは中国各地から参詣のお上りさんがやって来るので、日本の有名観光地同様、客の方もお金に糸目を付けないのだろう。

魚の値段が高いということもあるが、一人では1尾は食べきれない。それに日本でも売っているような魚で、特別珍しい魚もない。結局ありふれたワタリガニとアサリに似た貝を食べることにした。どの道、この辺の海は汚れているので、北朝鮮辺りから輸入されたものだろうから、日本で食べるのとさして変わらないだろう。
 
 
 
 
 
旅行者は行楽の感覚でこの島の海鮮を楽しんでいる。
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独り身でこんな場所で食事する人もいないようだ。
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朝鮮アサリだろうか。ビールを飲んで500元近く取られた。ぼり過ぎだ。
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部屋に戻る途中の公園がタイトアップされている。
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夜で歩くような場所もないので、夜歩いている人もいない。
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