ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南10都市巡りの旅(26)杭州六和塔。

約1時間西湖を遊覧し、下船する。
イメージ 1
 
 
 
西湖遊覧の次に向かったのは六和塔。
イメージ 2
 
 
 
案内文にyれば、最初の建設が970年というから1000年以上も前のことだ。
イメージ 3
 
 
 
六和堂は小高い岩盤の上に建っている。
イメージ 4
 
 
 
この様な岩盤の上に建っている。
イメージ 5
 
 
 
 
 
杭州の郊外を流れる大河「銭塘江」の逆流、氾濫、洪水を収める為に川の近くの高台に建てられたのが、これから訪問する「六和塔」である。これは仏教寺院の鎮魂塔で、最初に建てられたのが宋の時代の970年であったが、一度戦乱で破壊され、現在現存しているのは、1163年、ここ杭州南宋の首都であった頃、再建されたものである。

湖上遊覧船は1時間弱かけて西湖をぐるりと回り、元の乗船場所で下船し、ツアー客は再びバスに乗って、この六和塔にやって来た。強固な岩盤の上に立つこの八角十三層の仏塔は遠くからでもその大きさは窺い知れるが、高度差30m程の坂を登り、その真下に立つと、その巨大な大きさに圧倒される。これだけの巨大建築が今から85年も前に建築されたとは!

これ程大きな建築物を建造した当時の人々の、川の鎮魂に向ける並々ならぬ努力の跡を見る思いがした。「六和」とは仏教の「六合」と同じ意味で、「東西南北」にプラスし更に「天地」を加えた、現存する世界そのものであり、人々の祈りが凝縮されたものであった。

今回は時間が無いため、この塔に登ることが出来ず、1階の基壇部分を周回しただけに終わったが、前回の時は、この高さ66mの塔の最上階まで登り、そこから目の下を滔々と流れる銭塘江を眺め、一種感動したが、今回はそれも出来ず少し残念だったが、高齢者の多い団体ツアーではそれもやむを得ないことかも知れない。

しかし西湖の周辺がかなり整備されて、嘗てのイメージを一新させている雰囲気があったが、この塔だけは15年前と変わらず、いや、850年前の姿形を今に残していて、その重量感にただ圧倒されたのだった。
 
 
 
 
中国重要文化財、六和塔。
イメージ 6
 
 
 
その塔の前で記念写真。
イメージ 7
 
 
 
見上げると、その重量感に圧倒される。
イメージ 8
 
 
 
850年前の巨大な建築物。
イメージ 9