ちゃおチャオブログ

日々の連続

タイ語サークル(18)ヌンさんの講義。「時制」について。「วิธีนับเวลา」

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今月第一週の木曜日にタイ人留学生のべスさんとヌンさんを講師役にお願いしてから、今日で4回目。当方の耳も回を追うごとに慣れてきて、今では3割方理解できるようになりました。自分自身そのスピードの速さに驚いています。                                    
 
さて、今日も又いろいろ教えてもらいました。 主な内容は、                                          
ก็ยังงั้นแหละ」(ゴー・ヤンガン・レ)、
เดี๋ยวก่อน」(デアオゴーン)、
โมง」(モーン)、
の3題についてですが、今日は最後の「โมง」から紹介します。
 
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โมง」、はもう既にご存じのように、時間を表現する言葉で、
โมเช้า」(モーンチャオ)は「午前」を意味しています。
 
従って、「โมงเช้า」は午前6時から昼の12時までの午前中を意味し、午後は1時から4時まで「บ่าย」(バーイ)と呼び、午後3時なら、「บ่ายโมง」と言います。
 
この「บ่าย」の元々の意味は「太陽が傾く」とか「方向転換する」ような意味だったんですね。
 
16時から18時までを「เย็น」(イエン)と呼び、午後5時なら「5โมงเย็น」と言います。この「เย็น」は「空気が冷い」とか「冷える」意味で、夕方近くの外の状況を表わしています。この辺の表現は日本語と似ています。   
 
午後7時から真夜中までが「ทุ่ม」(トゥム)と言われています。午後7時が「1ทุ่ม」、真夜中の12時が「6ทุ่ม」になりますが、一般的には「เที่ยงคืน」(テイヤンクーン)と言います。「เที่ยง」が「12時」、「คืน」が「夜」ですから、「真夜中の12時」になります。                        
 
この「ทุ่มの元々の意味は、「物を置いたり、放り投げたり、おしまいに」することですから、何か夜の時間帯と関係があるのかも知れません。                                          
 
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処でこの「真夜中」のことを別の言葉で「สองยาม」(ソーンヤーム)と言うこともあります。                                    
 
真夜中の0時が「二人(สอง)の守衛(ยาม)?」何のことかさっぱり分かりません。                                     
それもその筈です。「ยาม」は元々「守衛、ガードマン」ですが、これはタイの時制วิธีนับเวลา」(ウイテイナップウエラー)で「3時間」を意味し、ここでは3進法が採用されています。「ยาม」の1単位が「3時間」、       
しかもそれは「午後6時」からスタートします。                  
 
従って、ここの「สอง」は「二人」の意味ではなく、「2交代」を意味しているんですね。                                       
「ナイトガードマン」が「夕方6時からスタートし」、               
「2交代」が修了した時点が「真夜中の0時」                  
ということだったのですね。                               
                 
                  

さて、ここでヌンさんの説明です。                         
今現在「午前7時」は「7โมงเช้า」と言っていますが、昔は、「1โมงเช้า」と言っていました。「午後7時」を「1ทุ่ม」と言うのと同じですね。今でもイサーン地方では、朝の7時を「1โมเช้า」と言っているようです。
 
元々真夜中の時間帯を表わす「ตี」(テイ)は、「物を叩いて音を出す」意味から来ていて、通常は「ตี5」で終わるのですが、
ตีกลองเพล」(テイクローンペン)は「午前11時」を意味しています。
 
これは11時になって太鼓を叩き、お坊さんに食事の時間を知らせる意味から来ているものでした。これがお坊さんのその日の最後の食事となりました。
 
タイにも木魚のような木鐸があったんでしょうかねえ。当方まだ見たことはありませんが・・。どんなものか、今度ヌンさんに聞いてみます。
 
 
 
 




  
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