ちゃおチャオブログ

日々の連続

高尾の紅葉(3)林野庁慰霊碑周辺の紅葉。

山頂に向かう人の波は絶えない。
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本道からちょっとずれた林野庁慰霊碑に向かうと、ここには全く人がいない。
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武蔵野の山の道が続いている。
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全くの静寂の中に慰霊碑はあった。
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武蔵野の雑木林。
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高尾山は、山全体が高尾山薬王院のお寺の所有かと思われているが、実はそうではなく、お寺はこの山の一部を所有しているに過ぎない。山の大半は国の管理で、山頂の直ぐ裏側に江川杉、と言う都の天然記念物となっている見事な美林があるが、これは江戸時代の末期に、あの韮山反射炉とか、江戸湾の砲台、霊巌島を作った江川太郎左衛門が植林した杉林であり、その当時も、或いはそのずっと以前から、この山は幕府、国の管理となっていた。

今スギ花粉で、社会問題にもなっている高尾の杉林は、この山の山頂の裏側、裏高尾に広大な範囲で植林されているが、戦後直ぐの物の不足していた時代、成長の早い杉を大量に植林したのだが、今や物余りの現在、杉は山の悪者の代名詞のようになっているが、勿論杉には罪はない。花粉症になる人が悪いのであって、花粉症になりたくないと思ったら、昔の生活レベルに戻れば良いのであって、途端に消えて無くなるに違いない。

さて、この高尾の国有林を守り、維持し管理しているのが林野庁職員で、この高尾の中腹にはそうした全国の林野庁職員の殉職碑が経っている。登山道から少しずれた場所にあるこの場所は、余り人にも知られず、高尾へ来る人も殆どは気が付かずに通り過ぎて行ってしまうが、ここは又実は高尾の優れた紅葉の場所でもある。人が殆ど居ない分だけ、静かで良い。「木と対話する」と言ったら大袈裟な表現になるが、こうした静かで誰もいない林の中にいると、自然の霊感、スピリットが降り注いでくるような感じでもあった。
 
 
 
 
又本道に戻ると、相変わらずの大勢の人。
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高尾の自然、とも言うが、この山には多くの自然が残されている。
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所々、紅葉が混じっている所も風情があって良い。
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人の手の加えられていない紅葉も見ごたえがある。
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ああ、森林浴、フィトンチットを沢山吸い込もう!
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