ちゃおチャオブログ

日々の連続

高尾の紅葉(8)山頂からの富士の眺望。

山頂は又今以上に凄い人出だ。
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いやー、これは上野の花見以上の賑わいだ。
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全く立錐の余地がないとはこの事か!
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それでもスペースを見つけシートを敷いて・・。埃は気にならないのかなあ・・。
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まあ、花より団子ですか!
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と言うことで、山頂の紅葉は蚊帳の外・・。
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どこもかしこもすごい人ごみの中漸く高尾山頂に到着した。自分の足の不具合もあるが、ここまで来るのに2時間以上もかかってしまった。元気な頃だったら1時間もかからずに登れる山なのに。まあ、時間が掛ったのは自分の足のせいではなく、人ごみのせいにしておこう。

ここは別名「十三州大見晴台」とも呼ばれている。眺望のよい山、峠など、「十国峠」とか「「関東八州見晴台」等々、そこから見える範囲の国名を数え、名前が付けられているが、ここ高尾山は「十三州!」。この山に登る人も十三州すべてを数えられる人は少ないと思う。ちなみに、今この山のある武州、隣の相模湖のある相州、遠く房総の総州2国、豆州、あそうそう富士山も見えるから甲州、その先の信州、ぐるっと首を回して上州、下州、・・これで幾つか・・、まだ9つしかない。後残り4州どこだろう・・。

以前はこの山に来て、知人と国名を当てっこしたるもしたが、今はもう大人になっている。それにしても凄い人出だ。昔の新宿大通りのクリスマスイブのような賑わいで、山頂の平坦地はどこも人で埋まっている。これでは、先刻山頂下で、眺望もそっちのけで、お昼を食べていたグループの気持ちも分からないではない。

人を押し分け、富士山の見える見晴らし台まで行くと、いやー、真っ白に雪化粧した大きな富士が正面に鎮座していた。富士がこんなに大きく、間近に見えるのは冬の空気が乾燥した時でないと見られない。冬以外の季節では朝早く、少なくとも9時頃までにここに来て、空気中の水蒸気や笠雲に覆われる前に、辛うじて見れるかどうかだ。

真冬の富士。白銀の富士。有史以前より日本人の憧れの的。ベニスを見て死ね、というイタリア人の心の憧憬があるが、富士山は正に日本人の心の拠りどころ。心の支えでもあった。
 
 
 
「世の中の 塵を払って 不二の山」


「白銀の 高嶺の山に 対座せり」
 
 
 
 
人々は富士山の見える見晴らし台へ急ぐ。
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ああ、今日は又見事な富士が見える。
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「世の中の 塵を払って 不二の山」
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「白銀の 高嶺の山に 対座せり」
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今日のこの日、白銀の富士に対面できた人々の感動や如何ばかりか・・
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人々の去りがたき風情あり。
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