ちゃおチャオブログ

日々の連続

タイ語サークル(19)ヌンさんの講義。省略記号「ฯ」(ไม้ยมก)と反復記号「ๆ」(ซ้ำ)について。

 
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今日のヌンさんの講義は特殊な記号の説明です。
 
バンコクのことをタイ語では「クルンテープ」と呼び、「กรุงเทพฯ」と書きますが、タイ語を読めるようになって、「กรุงเทพ」は「クルンテープ」と読めるのですが、一番最後についているこのマーク「ฯ」の意味が分かりませんでした。
 
後でタイ語が段々分かるようになって、この記号「ฯ」は「省略記号」の意味で、文法的には「ไม้ยมก」(マイヤモック)と呼び、一般的には「ไปยาลน้อย」(パイヤーンノイ)呼ばれています。
 
 
では、バンコク、「กรุงเทพฯ」が何の省略かというと、もう既に皆さんも知っていることですが、バンコクの本当の名前は、「กรุงเทพมหานครอมรรัตนโกสินทร์มหินทรายุธยามหาดิลกภพนพรัตน์ราชธานีบุรีรมย์อุดมราชนิเวศมหาสถานอมรพิมานอวตารสถิตสักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์」という途方もない長い名称で、数えたことはありませんが、どこかで、170何文字だと聞いたことがあります。
 
これでは省略記号を使わないと、バンコク市役所の業務も停滞しますね。
 
 
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処で話しは変わりますが、当方現在別のブログペイジで、「さまざまなタイ旅行」を開いていて、もう殆ど終盤です。(http://blogs.yahoo.co.jp/ciao3776/folder/426189.html)。
 
丁度今日、「王宮」の所の旅行記で、この辺りの地域は「ラタナコーシン」
と呼ばれています。バンコク発祥の地ですね。上の長ったらしい市名をよく見ると、最初の方に「รัตนโกสินทร์」とちゃんと出ていますね。
 
 
さて話は元に戻して、この「ฯ」は「ไปยาลน้อย」と呼ばれ、この最後の文字「น้อย」(ノイ)は「小さい」を意味しています。だから、正確に言うと「ฯ」は、「小省略文字」。
 
であれば、「大省略文字」もある筈です。ありました。「ไปยาลใหญ่」(パイヤーンヤイ」です。最後の文字「ใหญ่」(ヤイ)は「大、大きい」の意味ですね。これを記号で表すと、「ฯลฯ」となります。
 
 
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この大省略記号「ฯลฯ」をタイの人は普通、「เก้า ล่อ เก้า」(ガオローガオ)と呼んでいる、とのヌンさんの解説がありました。
 
ヌンさんの説明では、この「小省略文字」=「ฯ」は、上の例で言えば、
กรุงเทพ」の後に続く長ったらし文字をこの「ฯ」ですべて省略している、とのこと。
 
 
では、ฯลฯ」はどういう時に使うかと言うと、例えば、机の上に「鉛筆、筆箱、消しゴム、定規、その他の色々な物」が置かれていた際の、「その他数々」の名称を一つ一つ挙げていくのではなく、この「เก้า ล่อ เก้า」と言って、他の全てを省略するとのことでした。日本語で言う「などなど」でしょう。
 
 
どうぞ下の説明を良く聞いてみて下さい。
 
 
 
 
成るほど・・・、そういう違いがありましたか・・・。
 
 
間の「ล่อ」の意味は良く分かりませんが(多分Fix,固定すると思われるが)、「เก้า」は「9」ですから、中国語の「9」、「長い」とか「永遠に続く」と言った意味もありますので、そこから来ているのかも知れませんね。
本当に良い勉強になりました。
 
 
処でタイ語にはもう一つの記号の「ๆ」があります。これは「反復記号」で
「ซ้ำ」(サム)と呼ばれています。この記号は、タイ語の中では良く出てきますね。
 
例えば、「ดี ๆ」、「ไป ๆ มา ๆ」とかですね。皆さん、今日は「ดี ๆ」ですか?
 
 
<以下は先週の動画です。併せて参考にして下さい。>