ちゃおチャオブログ

日々の連続

東電を潰そうと企む売国奴・竜司氏に告ぐ。

 
古くからのブログの知人に竜司さんと言う奇特な人がいる。彼は従前伊豆の伊東に住んでいたが、先の東電福島原発事故放射能を恐れ、去年の暮れに沖縄に移住した人である。沖縄に移り住んだは良いが、今現在は、放射能ならず中国大陸から押し寄せる黄砂混じりの煤煙に悩まされている。政府、マスコミなどはPM2.5と言った、訳の分からない言葉で表現しているが、実のところ、排気ガス、スモッグ公害のことである。
 
先日彼のブログにその記載があり、それ程酷い状態なら、健康被害、防塵費用等を中国に損害賠償請求したらどうか、と提案したら、案に相違して彼より強い拒否の反発があった。彼は元々半島人間嫌い、大陸人間嫌いで鳴らしていたから、当方の提案には大喜びしてくれるかと期待していたのだが、案に相違して彼は、尚且つ放射能を畏れ、こうした煤煙公害の方が放射能よりはまだマシであり、中国政府に対する賠償請求などもっての外とのことである。
 
竜司氏が放射能の何を恐れているのか、ブログの中に具体的記述がないので良くは分からないが、彼は勉強家で、時間があれば各科学者、物理学者等のHPを小まめに引用し、放射能の恐ろしさを声を大にして叫んでいる。が、実際、彼が大騒ぎする程、この福島原発事故は恐ろしいのだろうか。そうではないと言うことをこれから論証する。
 
昨日も竜司氏のブログに対し、放射能は自然界にも存在し、毎日宇宙の果てから降り注いでいる、或いは医療の分野でも役立っている旨をコメントしたが、それに対する彼の返事は、自然界の放射能と東電の放射能の違いを明確にしないまま、単に当方の意見を、「糞も味噌も一緒の吹っ掛け議論だ」と、まともな議論をしようともせず、更に放射能の危険性を吹聴している始末である。
 
果たして竜司氏にはどの放射能が味噌で、どの放射能が糞なのか、区別がついて話しているとも思えないが、彼が電気釜でご飯を炊くに際し、前の晩にタイマーを入れておかないで、朝早く起きてからスイッチを入れる方が、より美味しくご飯が炊きあがる、と真面目に信じ、滔々と早起きの忙しさをブログに書いていたが、それは正しく噴飯もので、6時間後に自動的にスイッチが入るのと、朝6時に起きて自らスイッチをいれるのとは、その時点で電気釜に電流が通る点に於いては全く同じことで、炊き上がったご飯に美味しさの優劣はない。
それを、朝早くに起きだして、自らスイッチを入れて焚いたご飯の方が、タイマーで焚くよりかは余程か美味しいと信じているのは、全くどうかした頭の構造で、それは単に思い込みにしか過ぎない、客観性のない話である。
 
竜司氏は昨日のブログの中で、ローレンツの刷り込みについては充分知っているし、理解している、と自身でコメントしていたが、そうであれば、氏の原発事故、放射能汚染への恐怖は、ローレンツの言うところの「刷り込み」でしかない。観念的に「危険だ」と刷り込まれてしまって、あらゆる客観的事実を排除をし、何があっても「危険な事なのだ」と信じているに過ぎないのだ。
 
 
良いですか、竜司さん、福島で起きた事故は水素爆発に過ぎず、チェルノブイリやスリーマイルのメルトダウン、要するに釜(原子炉容器)が爆発し、釜の中の放射能が空気中に拡散した状態とは全く異質であり、配管の亀裂等より漏れ出した水蒸気の中に放射能が混じって拡散していることであり、前の2つの原子炉事故とは性質を大きく異にしていることは理解できるでしょう。
 
チェルノブイリ、スリーマイルで発生した放射能汚染による多数の傷病者、或いは死者を見れば、福島に於いては、そうした犠牲者は未だ一人も存在せず、事故の性質が大きく異なる点は、この一事をみても理解できることです。前2つの事故と比べたら、比較にならない程軽微な原発事故でした。
 
竜司さん、だからと言って僕は原発に賛成している訳ではありません。原発は将来的に無くして行き、自然のエネルギーに代えて行くべきだ、というのが僕の持論であり、原発推進を応援している訳でも何でもありませんので誤解なきように。
又、一方で、原発事故が起きたからと言って、過度に恐れるべきではない、過剰に反応してはならない、というのも以前からの持論であり、2年前の大震災直後の下記の2つの当方ブログを見れば歴然としています。
 
 
(二つの安全神話、防潮堤と放射能。)
 
原発から自然エネルギーへの提言。 )
 
 
この中で当方はギリシャ神話から取った「プロメテウスの火」を初めて使用しましたが、その後、朝日新聞が連載シリーズで、ちゃっかり同じ名前の「プロメテウスの罠」を使用していたのは苦笑しました。尤も神話から取られた名前ですから、誰が如何なる時に使用しようと、専売特許に触れる訳ではないですが。
 
 
処で、この福島原発事故が起こる以前の地球人は、バンアレン帯、乃至北極圏の成層圏ホールについて深刻な危機感を抱き、そこから地球上に降り注ぐ放射線の増大を防止する為、CO2削減に真剣に取り組んで来ました。その一環として、日本では火力発電から原子力にシフトするエネルギー政策を取って来て、地球温暖化を食い止めるべき有効な手段として、日本では原子力発電によるCO2削減を世界にアピールしてきたが、今回の福島事故により、その目標は達成できないことになりました。
原発を再稼働させないで、このままCO2を多量に吐き出し続けることが、放射能被害の観点から言って、どちらがより悪影響を与えるかは当方は学者ではないので、断定はできませんが、いずれにしても原発が再稼働されない結果、世界の人々に約束したことは守れないことになりました。
 
化石燃料を使って火を起こすより、核爆発によって火力を得る方が、熱効率も良く、空気を汚さない。しかしそれはアポロンが火を得ようとして地上に落下したのと同じ轍、人類がしてはならないことです。一度暴発したら、人間の力では制御不能に陥るからです。今回日本は未曽有の災害に見舞われ、原発事故も併発したのだから、政府はこうした危険な火力を遠ざけ、これを契機に自然エネルギー政策に大転換すべきなのは当然の事です。その点では多分竜司さんとも意見は一致している筈です。
 
しかしそれが終局的な目標としても、今現在どうすべきかを考えるのが、我々日本人の叡智でしょう。電力は生命維持、産業の為には必須です。これ等無くして現代人は生きては行かれません。現在東電は原発が稼働できない為、高いお金を払って液化ガスを買い、火力で発電しています。そうした付けは全て国民の負担となってきています。更に又、原発から発生する放射能を恐れる余り、CO2で空気を汚し、多くの人々は、それ以上に深刻な宇宙からの放射能を浴び続けることになります。どちらがより深刻か考えるべきです。
 
竜司さんは何でもかんでも原発に反対し、何かと言うと直ぐに放射能汚染を持ち出し、東電を批難し、やることなすことに反対していますが、そうする言動は、東電を弱体化させ、国民負担を増大させ、国を貧しくさせている行為に他なりません。竜司さんが声高に放射能汚染、東電解体を叫べば叫ぶほど、喜ぶのは竜司さんの大嫌いな大陸の人間であり、半島国の人々です。彼等は、日本の電力が高騰し、国内産業が成り立たなくなり、日本の国力が衰え、日本人が貧しくなるのを待ち望んでいるのです。竜司さんの言動は、それ等の邪悪な勢力に知らず知らず手を貸しているに他なりません。僕から見たら、竜司さんは売国奴と同じです。
 
自民、民主の政治が100%正しいことはないでしょう。又、政治家個人も国より私益を肥やす人もいるでしょう。しかしみんながみんなダメという訳でもなく、衆知はより良い方向に向かっている筈です。竜司さんも日本国民の一人として、いつまでも放射能に拘泥しないで、より健全な建設的な日本になるよう、陰で応援しようではありませんか。原発再稼働はその一里塚です。しかし恒久的なものにしてはならないことは当然の主張です。原発に代わる道筋を皆で考えましょう。