ちゃおチャオブログ

日々の連続

ビルマ・マンダレー特急旅行(74)アユタヤ駅周辺で。

アユタヤ駅前の食堂で。先刻昼食を食べたところ。タイ風コーヒー、Overtineを飲む。
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駅前を流れる川。前方に大きな川が見える。チャオプラヤーかも知れない。
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川の様子を見に来たところ、チャオプラヤーの支流だった。支流でもこんなに大きい。
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川の畔では、魚に餌さやりをする人の姿も見える。以前はこの場所からチャオプラヤーを下り、バンコクまで水上交通(フェリー)が出ていたが、今は休止となっている。
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タンブン(善徳)の餌に群がる魚達。
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約2時間のアユタヤ遺跡巡りを終え、駅まで送ってもらった。そのままバンコクへ真っ直ぐ戻っても良いが、まだ夕方には時間が早い。アユタヤへ列車で来ることももうないだろう。駅周辺を少しぶらつくことにした。先刻の駅前食堂に寄り、冷たいアイスコーヒーを飲むことにした。オーヴァルテイン(Ovaltine)はタイ風ミルクコーヒーで、甘ったるい。如何にもタイ風な飲み物だ。

アユタヤーバンコク間は列車も1時間に何本も通っているので、帰りの心配をすることもなく、ゆっくり駅周辺を歩くことができた。駅の直ぐ近くには大きな川も流れているが、これはチャオプラヤー川ではなく、そこに流れ込む支流に過ぎない。しかし、タイの一支流は日本の大河、信濃川程もある川幅と水の流れである。こうした多くの支流、本流がじわじわ水位を上げてきて、膨大な水量の前に人々は為す術もなく、家財を二階に上げるか、平野しかないこの辺りでは、車を遠方の土地まで運ぶしか、避ける方法はなかった。

川の傍に大きな寺院がある。この寺も半分以上は水没したに違いないが、今は現状に復し、以前に増して輝いている。皆、新しくなった感じだ。川の畔では、生類憐みの餌やりをしている。洪水の時はこの魚たちはどうしたのだろう。一緒に濁流に流されたのか・・。今はそんな洪水などどこ吹く風、旧来のように群れを為して、放り投げられるタンブン(ทำบุญ)をパクついている。平和だ。

今日は何のお祭りか、或いは何かのテッサガーン(เทศกาล)なのか、お寺の内庭ではテントを張って大勢の男たちが昼間から酒盛りをしている。皆さんご機嫌だ。当方の姿を認め、何人かがしきりに手招きして、一緒にまじわれと誘っている。誰彼となく酒を飲み交わし、友人になり、明日の心配をしない。江戸時代の町人の気風の良さが、今はこのタイの男達に残されている。

当方が別に高尚な人間と言う訳ではないが、誘いに乗ってタダ酒を喰らうのも気が引けた。無遠慮過ぎる。近くまで行って、挨拶だけ済ませ、「皆さん、ご機嫌だね!」(ทุกคนดีใจหรือเปล่า)って、言葉を掛けてやったら、皆さん大騒ぎ。一挙に盛り上がった。コップ一杯のビールでも口を付けると後へ引けなくなるから、飲む方は固辞し、折角の機会だったが、よそ者が余りはしたない事もできず、そのまま踵を返し、駅に向かった。
 
 
 
川の畔の寺院。
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境内の一角では男の人がテントを張って酒盛りをしている。
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カメラを抱えた当方が珍しかったのか、皆手招きして、参加するよう誘っている。
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当方、遠慮し、境内の仏像に礼拝し、駅に戻ることにした。
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途中に小さな鉄橋のある小川などもあったが、水害時にはこれらの線路もすべて水没してしまった。
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