ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(38)補陀山離島。

フェリーターミナルの改札。補陀山島への入島は、厳しくチェックされている。 フェリーで到着した観光客が今入島税を払っているところ。
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ターミナル内の立ち食い食堂。大体が5元、75円だ。JRのホームの立ち食いソバと同じような感覚。
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チェックインし、フェリー埠頭に向かう。
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島間、陸地との間に幾つもの航路が開設されている。
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大体が新鋭のモダンなボートが多い。
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写真の後方にぼんやり見えるのが舟山市。人口は200万人を超えると思われる。
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これが寧波へ行く高速艇
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いよいよ島を出る時間がやってきた。ゲートをくぐり、波止場に向かう。又、この島に来ることがあるだろうが。これが最後となるのだろうか。最後と思うと名残惜しくもある。先月も中国へ来て、やや内陸の洛陽、少林寺、南京等を旅行し、今月も又上海経由でこの島へやって来たが、毎月のように中国へ来た理由はある。

下肢の衰えが脊柱管狭窄から来ていることは、近医の菊地脳神経のCTで分かっていた。処が去年暮に上海に来て、按摩を受けたところ、随分気持ち良く、下肢の具合も良くなったように感じた。このまま按摩を続けていれば、ひょっとして今年の夏からは又百名山に挑戦できるかも知れない、との思いで足繁く上海通いをしているが、先月は内陸を回ったので、今回は海辺の旧跡を回ることにした。だから、又この先も継続して上海まで来ることがあれば、この補陀落へ来る機会もあるだろう。

一昨日上海からこの島にやって来た時は、双胴船の中型客船で、外の甲板に出ることも出来たが、今日これから乗る船は快速船でスピードボートのような感じの船だ。窓も締切で、一度乗船したら、外へ出ることもできない。その代わり、波を蹴散らして走るボートは、窓の外の波頭が飛沫を上げて後ろに飛んでいく。寧波郊外の大樹港までは1時間半もかからない。瀬戸内初め、日本の近海航路はどこも悲鳴を上げて、会社存亡の瀬戸際に立たされているが、人口の多い中国では、こうした高速艇を走らせても、充分ペイするから、どんどん設備も新しくなっていく。

埠頭を離れたボートは直ぐにもエンジンをフル回転させ、真っ直ぐ舟山島に向かう。潮で汚れた窓の外に、補陀山の大きな漢音像がぼんやりと浮かび上がる。多分、もう来ることも無いだろう。少なくとも生きている間には。知らず観音像に別れを告げた。
 
 
 
高速船内の様子。固定式の椅子に座る。甲板などへは出られない。
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高速艇は島を離れると、フルスピードへ寧波へ向かう。
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舟山島の海岸線がぼんやり見える。
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付近を航行する大型貨物船。
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舟山島を結ぶ長大橋。
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この橋を翌日また渡るとはこの時は全く想像できなかった。
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