七宝鎮での集合場所の広場の奥に変わった建物が見える。
集合時間にはまだ間があったので、中に入ってみる。
ああ、大鐘が天井からぶら下がっている。
撞木を思いっきり引っ張り、鐘を3回撞く。
次に訪問したのが、上海シルクセンター。白い繭玉に見入っているツアーメンバー。
七宝。日本では「しっぽう焼き」という名前で親しまれているが、勿論これは中国から伝来したものである。琺瑯びきのようなもので、古くは古墳時代からあるようであるが、一般に流通しだしたのは室町の頃からか。大内、陶氏の庇護を受けた山口の瑠璃光寺など七色の光り輝く国宝の五重塔など有名だ。そんなことを考えながら、一人で先に集合場所まで戻るが、当然まだ誰も来ていない。ふと広場の奥を見ると何か由緒あり気な六角堂が建っている。
行って見るとここは鐘撞き堂で、1階入り口に留守番のオバサンがいて、鐘を3回撞くごとに5元という。どんな音がするのか試しにやってみる。回り階段を3階まで登ると、天井から大きな鐘がぶら下がっている。6丈鐘だ。鐘撞き棒、撞木を思いっきり引っ張り鐘を撞く。低い響きのよい音が堂内に木霊する。多分この音は外の観光客にも聞こえているだろう。旅情を誘っているだろう。一昨年、水原の丘の上で撞いた大鐘よりも響きが良い。あの時は外、今日は堂内という違いがあるのかも知れない。
鐘を撞き終えて、下まで降りると、グループのメンバーがぼちぼち集まってきている。程なく添乗員から集合がかかり、これから上海市内に入り、お土産ツアー、シルク製造販売店に立ち寄ることになる。
上海南郊をほんの30-40分走るとその直売所があり、製造販売センターに案内される。昼前に見た西塘や先ほどの七宝鎮など上海からの日帰りツァーの際の定番コースになっているのだろう。各観光地で買い物ショップに寄り、メンバーの大半は大方の土産品を既に買っているので、ここで更に買う人はいない。ただ、従業員の説明を聞き、センター内に展示されている綺麗な刺繍の図柄に見入っているだけだ。買い物ツアーとは言え、目の保養にはなった。30分程でこの場所を切り上げ、いよいよ上海市内に入ることになった。
行って見るとここは鐘撞き堂で、1階入り口に留守番のオバサンがいて、鐘を3回撞くごとに5元という。どんな音がするのか試しにやってみる。回り階段を3階まで登ると、天井から大きな鐘がぶら下がっている。6丈鐘だ。鐘撞き棒、撞木を思いっきり引っ張り鐘を撞く。低い響きのよい音が堂内に木霊する。多分この音は外の観光客にも聞こえているだろう。旅情を誘っているだろう。一昨年、水原の丘の上で撞いた大鐘よりも響きが良い。あの時は外、今日は堂内という違いがあるのかも知れない。
鐘を撞き終えて、下まで降りると、グループのメンバーがぼちぼち集まってきている。程なく添乗員から集合がかかり、これから上海市内に入り、お土産ツアー、シルク製造販売店に立ち寄ることになる。
上海南郊をほんの30-40分走るとその直売所があり、製造販売センターに案内される。昼前に見た西塘や先ほどの七宝鎮など上海からの日帰りツァーの際の定番コースになっているのだろう。各観光地で買い物ショップに寄り、メンバーの大半は大方の土産品を既に買っているので、ここで更に買う人はいない。ただ、従業員の説明を聞き、センター内に展示されている綺麗な刺繍の図柄に見入っているだけだ。買い物ツアーとは言え、目の保養にはなった。30分程でこの場所を切り上げ、いよいよ上海市内に入ることになった。
製造販売だから実際に縫製している所も見せてくれる。
繭玉から糸を引きだしているところ。
絹織物で作った飾物なども売られていた。
何人か絹のシーツや毛布などを買っていた人もいたようだが、商売は低調だった。
さてこれから黄埔江を渡り上海市内に入る。