ちゃおチャオブログ

日々の連続

タイ語サークル(24)中級タイ語第15課「タイの礼儀作法」(มารยาทไทย)。

 今日のサークル、久しぶりに3人揃い、前回に引き続き「中級タイ語総合読本」をテキストとして、学習を進める。今日のテーマは「タイの礼儀作法」=「มารยาทไทย」(マラヤートタイ)。タイ人のエチケット、マナー、作法を知るための良い教材となった。
 
 
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日本では「年功序列」=「ระบบอายุโส」(ラボプアーユソー)は段々薄れてきているが、タイではまだまだ主流で、年長者が敬まれている。
 
タイ人同士が会う際には、両手を合わせ「合掌し」=「พนมมือ」(パノムムー)、若い人は年長者に対し、「頭を下げます」=「ก้มศีรษะลง」(コムシーサロン)。
 
 
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ここに出てくる「พนม」(パノム)は「丘」とか「小山」を意味するが、もっと直接的には「両方の掌を合わせて挨拶する」意味であり、一昨年訪問したนคพนม」(ナコンパノム)の町にある「พระธาตุพนม」(プラタートパノム)が思い出されるものだった。
 
 
 
全くこのお寺の仏塔=「เจดีย์」(チェデイ)は両の手を合わせたように空高く尖って立っていた。
 
 
 
「礼儀を欠く人」=「คนเสียมารยาท」(コンシアマラヤート)は「軽蔑」=「ดูถูก」(ドウトウーク)されます。
 
この「ดูถูก」、面白い表現ですね。「ดู」が「見る」、「ถูก」が「正しい、真実、正確」等の意味があるから、通常なら「正しく見られる」と訳しそうなものだが、「ถูก」には他に「安い、経済的」などの意味もあり、 この「軽蔑」の意味は「安く見られた」結果かも知れない。
 
又、「礼儀を欠く」、「無礼」の意味の「เสียมารยาท」。この「เสีย」(シア)は「物がダメになる。腐る、失敗する、落胆する」等、マイナスの意味で使われているが、ここでは「礼儀がなっていない、礼儀が墜ちている」等の意味で使われている。こんな場合でも「เสีย」を使うんですね。新発見でした。
 
 
処で、タイ人の「頭の下げ方」=การก้มศีรษะลง」(ガーンコムシーサロン)は、先ず、「両手を胸の前で合わせ、頭はその鼻先が人差し指の先端にくっ付く深さに頭を下げる」のがタイの礼儀作法とのことである。
 
 
矢張り勉強は一人でやるより、複数でやる方が楽しい。2時間があっと言う間に過ぎてしまった。来週は連休の谷間で休会となるが、次会が楽しみだ。
 
 
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(小金井タイ語サークルでは参加者を歓迎しています。但し、初歩的なタイ語の読み書き会話等ができる人以上に限ります。参加希望者は下記コメント欄に問い合わせ下さい。)