ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(41)寧波新市街、北バスターミナルへ。

これから寧波郊外の天童寺に行く為、北バスターミナルに向かう。
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旧市街の町並みが続く。
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前方に奉華江にかかる近代的な橋が見える。
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 橋を渡ると新市街。
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上海でも洛陽でもここでもそうだが、川の内側の旧市街と外側の新市街は、都市の貌が全く異なっている。
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寧波市郊外には天童寺という有名な古刹があり、道元禅師もこのお寺で修業したと言われているが、午後の時間、その天童寺を尋ねることにした。ホテルで行き方を聞くと、寧波市内からはかなり離れた山中にあり、南バスターミナルからお寺まで行く市内バスが出ているとのことであった。

そこで、ホテル前からタクシーに乗り北バスターミナルまで向かったが、運転手は分かっているのかどうなのか、うんうんを頷いて走り始めたが、随分遠くまで行く。一旦新市街に出て、又旧市街に戻り、大きく楕円を描いてその北バス停まで運んだようだ。当方、大回りしているじゃないか、と文句を言っても通じない振り。

まあ、300円が500円になる程度の大回りだから、さして目くじらを立てることもないのだが、気分が面白くない。しかしそのお蔭と言ってはなんだが、寧波の川向うの新市街をタクシーで一周することができ、それはそれで良い経験となった。実は中国を旅行していて、しばしば感ずることであるが、上海を流れる黄埔江の東側浦東地区は30年前までは殆ど何もない寒村か農地であった。それがこの20-30年の間に、超高層ビルの立ち並ぶ、世界でも類を見ない近代的都市に生まれ変わったが、同じような状況が地方でもミニ上海のようにあちこちで出現している、とのことである。

ここ寧波でも市の直ぐ傍を流れる奉華江の北側は以前は多分何もない農地であったに違いないが、大々的な開発が行われ、ここが浙江省の一地方都市とは思えない程の近代化が進められている。同じ感興は先月旅行したばかりの洛陽でも思った。旧市街の直ぐ傍を流れる洛江を渡った先には超近代的な都市が今まさに建設途上であり、中国のダイナミズムを感じたものだったが、洛陽にしてもこの寧波にしても、人口500万人以上を抱える大都市であるのだから、こうした大規模開発、近代化も可能になるのだろう。

タクシー運転手が、単なるメーター稼ぎではなく、お国自慢なのか、知らない日本人にこうした近代的街区を見せたくて、大回りしたのかは知らないが、こうして案内されなければ、異国の徒には分からないことだった。そうして案内された北バスターミナル。ここは長距離のバスセンターになっているが、天童行は比較的近距離で、構内からではなく、構外の道路際に並んでいるバス停の一つから乗ることを教えてもらい、バスを待つことにした。
 
 
 
 
道路幅は広く取ってあり、22世紀を見据えた近代的街づくりが進められている。
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幕張や埼玉新都心の狭い範囲でのちまちました日本の新都市作りと中国とでは、その規模の雄大さに遥かに違いがある。
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こんな斬新的なビルもあった。
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タクシー運転手は好意なのか単なる料金稼ぎなのか、新市街を一巡してくれた。
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しかる後、再び旧市街に戻り、北バスターミナルに到着した。
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