「小金井タイ語サークル」と言っても「サークル」とは名ばかりで、今はもう毎週3人だけの集まりで、その内に一人になるかも知れない。一人になったはなったでそれでも構わないし、生涯学習として、これからも寝たきりになるまで続けて行こう。毎週2時間の学習は頭の刺激には最適だ。
今日の勉強は中級タイ語13課の「庶民の娯楽」から。タイ人の庶民の娯楽とはどんなものか、前週3人でこの課をやることを決めたのだが、いろいろと興味深い風俗、習慣が紹介されている。
特に農閑期にはいろいろな遊び、娯楽があって、その中の一つに「ปลากัด」 (プラ―ガット)=「闘魚」という遊びがある。今まで「闘魚」(ปลากัด)という言葉は聞いたこともないし、一体どんな遊びかと調べてみると、これはタイの南部、マレー半島の地方で行われている遊びのようだ。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/10/HM_Orange_M_Sarawut.jpg/220px-HM_Orange_M_Sarawut.jpg http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/43/Betta_splendens_pale.jpg/220px-Betta_splendens_pale.jpg
この魚は「Siamese Fighting Fish」又は「Betta」と呼ばれ、高額な賭け金の対象になって、時には家1軒を賭けることもあるそうだ。タイ人の賭け好きにも困ったものですね。「Betta」は英語の「Bett」(賭け事)から来ている言葉かも知れませんね。
賭け事では他に「ชนไก่」(チョンガイ)=「闘鶏」、「ชกมวย」(チョクムアイ)=「ボクシング試合」などが紹介されていた。賭け好きのタイ人だから、まだまだ他にいろいろあるかも知れないが・・。
最後に「ลิเก」(リケー)と「ลูกทุ่ง」(ルークトウン)の説明。「ลิเก」は江戸時代から戦前にかけて日本でも流行った「田舎歌舞伎」のようなもので、タイの「田舎芝居」。庶民の良く知っている筋書きで、涙と笑いを誘う「歌舞劇」とのことだ。
「ลูกทุ่ง」に関してはタイ好きの人ならもうだれでも知っている田舎劇団。正式には「วงดนตรีลูกทุ่ง」(ウオンドントリールークトウン)と呼ばれていて、これは「ルークトウン楽団」のこと。
楽団であるから歌手以外にもオーケストラ、バックダンサー等が揃っている。昨日ブログの達人ビリーさん(http://blogs.yahoo.co.jp/pjgyw979)から当方ブログへ、「หางเครื่อง」(ハーンクルアン)=「バックダンサー」について、親切なコメントがあったが、実にこの「ลูกทุ่ง」には「หางเครื่อง」が付き物なんですね。
2時間かけて「タイの田舎の庶民」=「ชาวบ้านในชนบท」の「娯楽」=「สิ่งบันเทิง」の一端を知ることができ、今週も又有意義な時間を過ごすことができた。
(小金井タイ語サークルでは参加者を歓迎しています。但し、初歩的な読み書き会話等ができるレベルの人が対象です。参加希望者は下記のコメント欄に問い合わせ下さい。)