ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(47)夕暮の川岸。

寧波はこのように大きな3つの川に取り巻かれている。
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この地区の治安を守る警察官が写真入りで紹介されている。
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昔の石の橋もこのように記念物として一部が保存されている。
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陽が段々傾いてきた。
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対岸の上空に陽が墜ちて行く。
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寧波の川べりを歩き、古めかしい教会の前庭で華麗に繰り広げられている新婚カップルの記念撮影会に見とれ、又、その前で大の字になって横たわっている浮浪者に呆れている内に、漸く陽も傾いてきた。昨日は補陀山の山の端に沈む太陽に感動したが、今日も又甬江(ようこう)の対岸に林立する高層ビルを赤く浮き上がらせて太陽が沈んで行く。同じ光景は1000年前の遣唐使、その後の留学僧も見たに違いない。尤も岸辺には今見るような高層ビルは無かったが・・。

この辺りは再開発された地域のようで、川べりには綺麗な公園が広がり、ぽつん、ポツンと何人かの散歩者がいる。常の中国の町中で見る様な、わっと蠢く群衆はどこにもいない。全く中国らしくない光景が広がっている。ここは正しく西欧のどこかの先進国の一角だ、と言われても、誰しも信じるだろう。

川べりのベンチに腰掛け、日没を眺める。今日も1日良く歩いた。1日を目一杯使った。足も疲れた。気持ち良い川風に疲れも取れる。中国にもこんな静かで落ち着いた、洋風化された街もあったんだ。昔の人は中国の最初の町としてこの地に上陸し、どう思っただろうか。日本との大きなカルチャーショックに度肝を抜いたかも知れない。この川べりの広々した公園で、夕方の静かでゆっくりとした時間を過ごした。
 
 
 
ビルにも灯が灯って来た。
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ビルの谷間に陽が沈む。
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川べりには人の少ない綺麗な公園が広がっている。
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疲れた。暫らくここで休むことにしよう。
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ああ、川を渡る風が気持ち良い。
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寧波は今も昔も魅力的な町で会ったに違いない。
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