ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(141)両江の建設ラッシュ。

南京から上海までの約250キロ、あちこちに超高層マンションが建っている。
イメージ 1
 
 
実に壮観であり、中国の強い勢いを感じさせる。
イメージ 2
 
 
一方で又豊かな緑も広がっている。
イメージ 3
 
 
遠方にはこうした五重塔も見える。
イメージ 4
 
 
山中のお寺。これもまた由緒ある手らかも知れない。
イメージ 5
 
 
高速道を疾駆するバスは、五重の塔を瞬く間に後方に押しやる。
イメージ 6
 
 
郊外型の戸建住宅も道路沿いに続いている。
イメージ 7
 
 
平和でのんびりした光景だ。
イメージ 8
 
 
住宅はどれも新しく、中国人の所得の高さが感じられる。
イメージ 9
 
 
 
 
中国の建設ブームは上海、北京等の大都市に限らない。南京から乗車した高速バスは、上海に着くまでの約3時間、高速道の左右には20階、30階建ての超高層マンションが途切れなく続く。中国沿岸部、浙江省から江蘇省にかけての両江の肥沃な土地は、明・清時代から蓄積された富の上に、開放経済が拍車を掛け、この南京から上海までの約250キロは、町と言わず村と言わず、中国近代化のベルト地帯として凄まじい勢いで発展し続けている。

MassiveでありEndless.中国経済の行き詰まり、破綻が巷間囁かれているが、このバスの窓からの光景を見ている限り、そうした懸念は微塵も感じさせず、そうした心配は全くの杞憂と思えてくるのだ。この源泉はどこから来ているのか。それは人に違いない。圧倒的な高密度の人口を抱えた中国沿岸部及び内陸の大都市は、人口の集積がエネルギーを生み、社会を前に押し出して行く。良い意味の好循環社会をかたち造っているのだ。戦前までの中国ではおよそ考えられないことだった。

バスの中から景色を眺め、数えきれないほどの写真を撮り、大きな運河を幾つも渡り、それは今から1200年も前に掘削が始められた大運河の一部でもあるが、水郷江南の緑豊かな景色に見とれ、かと思うと、高速道の直ぐ傍、道路と並行するように中国新幹線の高架橋が現れ、新幹線が音も無く走り去っていく。当方は必ずしも中国一辺倒の中国贔屓ではないが、こうした超高層マンション群、緑豊かな田園風景と戸建住宅、それにマッチした近代技術の粋を集めた新幹線網。約3時間、中国の好ましい面を見せつけられた思いであった。

高速バスは上海市街に入る直前に高速道を下り、郊外の広い道路を走り抜け、途中の停留所で何人かの乗客を下し、夕刻の上海に到着。巨大な上海虹橋駅の地下の長距離バス発着所に停車した。4月26日に上海虹橋空港より洛陽に飛び立って以来、少林寺開封、南京を廻っての1週間ぶりの上海帰着だった。
 
 
 
 
ああ、運河だ。大運河かも知れない。
イメージ 12
 
 
嘗ての江南地方の大動脈。
イメージ 10
 
イメージ 11
 
今は新幹線網がそれに取って代わっている。
イメージ 13
 
イメージ 14
 
 
 
上海に近付くと更に高層ビルが増えてくる。
イメージ 15
 
 
全くMassiveで圧倒的だ。
イメージ 16
 
 
高速道の料金所。
イメージ 17
 
 
あちこちに建築中のビルが見える。
イメージ 18
 
 
いよいよ上海に近付いた。
イメージ 19
 
 
2000万人の大人口を擁する街の景観。郊外の景観。
イメージ 20
 
イメージ 21