南京から上海までの約250キロ、あちこちに超高層マンションが建っている。
実に壮観であり、中国の強い勢いを感じさせる。
一方で又豊かな緑も広がっている。
遠方にはこうした五重塔も見える。
山中のお寺。これもまた由緒ある手らかも知れない。
高速道を疾駆するバスは、五重の塔を瞬く間に後方に押しやる。
郊外型の戸建住宅も道路沿いに続いている。
平和でのんびりした光景だ。
住宅はどれも新しく、中国人の所得の高さが感じられる。
中国の建設ブームは上海、北京等の大都市に限らない。南京から乗車した高速バスは、上海に着くまでの約3時間、高速道の左右には20階、30階建ての超高層マンションが途切れなく続く。中国沿岸部、浙江省から江蘇省にかけての両江の肥沃な土地は、明・清時代から蓄積された富の上に、開放経済が拍車を掛け、この南京から上海までの約250キロは、町と言わず村と言わず、中国近代化のベルト地帯として凄まじい勢いで発展し続けている。
MassiveでありEndless.中国経済の行き詰まり、破綻が巷間囁かれているが、このバスの窓からの光景を見ている限り、そうした懸念は微塵も感じさせず、そうした心配は全くの杞憂と思えてくるのだ。この源泉はどこから来ているのか。それは人に違いない。圧倒的な高密度の人口を抱えた中国沿岸部及び内陸の大都市は、人口の集積がエネルギーを生み、社会を前に押し出して行く。良い意味の好循環社会をかたち造っているのだ。戦前までの中国ではおよそ考えられないことだった。
バスの中から景色を眺め、数えきれないほどの写真を撮り、大きな運河を幾つも渡り、それは今から1200年も前に掘削が始められた大運河の一部でもあるが、水郷江南の緑豊かな景色に見とれ、かと思うと、高速道の直ぐ傍、道路と並行するように中国新幹線の高架橋が現れ、新幹線が音も無く走り去っていく。当方は必ずしも中国一辺倒の中国贔屓ではないが、こうした超高層マンション群、緑豊かな田園風景と戸建住宅、それにマッチした近代技術の粋を集めた新幹線網。約3時間、中国の好ましい面を見せつけられた思いであった。
高速バスは上海市街に入る直前に高速道を下り、郊外の広い道路を走り抜け、途中の停留所で何人かの乗客を下し、夕刻の上海に到着。巨大な上海虹橋駅の地下の長距離バス発着所に停車した。4月26日に上海虹橋空港より洛陽に飛び立って以来、少林寺、開封、南京を廻っての1週間ぶりの上海帰着だった。
MassiveでありEndless.中国経済の行き詰まり、破綻が巷間囁かれているが、このバスの窓からの光景を見ている限り、そうした懸念は微塵も感じさせず、そうした心配は全くの杞憂と思えてくるのだ。この源泉はどこから来ているのか。それは人に違いない。圧倒的な高密度の人口を抱えた中国沿岸部及び内陸の大都市は、人口の集積がエネルギーを生み、社会を前に押し出して行く。良い意味の好循環社会をかたち造っているのだ。戦前までの中国ではおよそ考えられないことだった。
バスの中から景色を眺め、数えきれないほどの写真を撮り、大きな運河を幾つも渡り、それは今から1200年も前に掘削が始められた大運河の一部でもあるが、水郷江南の緑豊かな景色に見とれ、かと思うと、高速道の直ぐ傍、道路と並行するように中国新幹線の高架橋が現れ、新幹線が音も無く走り去っていく。当方は必ずしも中国一辺倒の中国贔屓ではないが、こうした超高層マンション群、緑豊かな田園風景と戸建住宅、それにマッチした近代技術の粋を集めた新幹線網。約3時間、中国の好ましい面を見せつけられた思いであった。
高速バスは上海市街に入る直前に高速道を下り、郊外の広い道路を走り抜け、途中の停留所で何人かの乗客を下し、夕刻の上海に到着。巨大な上海虹橋駅の地下の長距離バス発着所に停車した。4月26日に上海虹橋空港より洛陽に飛び立って以来、少林寺、開封、南京を廻っての1週間ぶりの上海帰着だった。
ああ、運河だ。大運河かも知れない。
嘗ての江南地方の大動脈。
今は新幹線網がそれに取って代わっている。
上海に近付くと更に高層ビルが増えてくる。
全くMassiveで圧倒的だ。
高速道の料金所。
あちこちに建築中のビルが見える。
いよいよ上海に近付いた。
2000万人の大人口を擁する街の景観。郊外の景観。