ちゃおチャオブログ

日々の連続

北九州駆け足訪問記(16)レトロ門司港へ。

下関タワーに最後の別れを告げて駅舎に入る。今度来た時は、もうこのタワーは無用の長物として取り壊されていなければ良いが・・
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駅ビルで見かけた水平さん。
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門司港駅を出ると前方に赤レンガの建物が見える。
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取り敢えず港を見てみよう。ああ、沖合の海峡を大きなタンカーが航行している。
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ああ、ここからは海峡遊覧船も出ている。
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ああ、こちらでは女性の水平さんが歩いている。
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ああ、前方に関門橋も見える。あんなに高い場所を通っている。
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全国港町を唄っている歌謡曲は幾つかあるが、九州で言えば長崎とここ門司が筆頭だ。先刻電車に乗って下関からここ門司港駅へ来たが、電車が関門トンネルを潜りぬけて地上に出た際、ふと、門司に寄ることを思いついた。JAL最終便にはまだ充分時間があるし、今から空港へ行っても、時間を持て余すだけだ。そこで小倉の手前の駅で下車し、一つバックする形で門司港までやってきた。

先刻の下関が半島・大陸への玄関口とすれば、ここ門司港は石炭鉄鋼の積出港として栄え、戦後は捕鯨船団の基地として栄え、多くのキャッチャーボートを従えた母船団の出航風景が年末のこの港町の風物詩となっていた。日本銀行下関支店がまだ下関にあるのか、もう既に山口に移転しているのか、先刻の街歩きでは知る術は無かったが、確か、以前はこの門司にも日本銀行門司出張所が置かれていたと思った。関門海峡を挟んでの二つの港町。戦前の日本経済にとっては、それだけ大きな比重を占めていたのだ。

もう10年位前になるか、今日会えなかった釘宮さんに以前この町へ案内されたことがあった。当時から既に「レトロ港町」として売り出し中であったが、駅舎とか煉瓦造りの税関建物とか、まだ一部の施設かしか復元されてなく、レトロ調の港町とはかなりイメージの違ったものだったが、さて、今日はどうだろうか。

駅を出て、港に向かって歩く。前方に幾つか煉瓦の建物が見える。明治調の建物で、最近復元された東京駅や、丸の内の三菱5号館のような感じの造りだ。4-5階建てのレンガ造りと言ったら、大体こんな感じになるのだろうか。しかし幾ら上手に復元したとしても、矢張りこのレトロ町は人工的な臭いがする。と言うか、人間的な臭いが少ない。希薄だ。長崎オランダ坂、神戸の北野、横浜元町石川町、辺りの、人の生活の匂い、人間臭さが余り感じられない。まあ、町興し、地域振興で上からの企画で行われたものはこんなものかも知れない。釘宮さんから案内してもらったフグ店を探してみたが、場所も分からず、港を一巡し、帰ることにした。
 
 
 
 
前方が賑やかだ。夜になって客もやって来るのか・・
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ああ、これは良く出来た煉瓦の建物だ。
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うんうん、幾つかレトロの建物がある。
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ああ、ゴシック調の綺麗な建物だ。
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うーん、これも良い。
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この建物は「三井倶楽部」。
 
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これはホテルのようだが・・
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