ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.21(日・曇り)度重なる自衛隊ヘリの事故。さいたま親子心中。

 

 

去年の3月、宮古島陸自の大型ヘリが突然の音信不通になり、後で海面に落下したとの発表があったが、自衛隊からの詳しい発表は、1年経った今でも明らかにされていない。師団長以下10名の乗員の重大事故で、国民の関心も高いのだが、国民は殆どナシの礫で、単に機械の故障による突然の落下、としか聞かされていない。

その事故調委員会の会長が陸自No2の副長で、調査最中の1月にはチームのメンバーを引き連れて、靖国に参拝に行っていたとのニュースが流れ、弛みきった姿勢に驚いた。

 

今回は海自のヘリ2機が訓練中に海面に落下した。詳しい報道はまだ出ていないが、どうも、夜間訓練中に2機が空中で衝突し、落下したようだ。3機で同時に訓練を行っていたというから、残った1機は衝突時の状況を確認していたと思われるが、自衛隊からの発表はない。

 

軍事機密、作戦上の秘匿、等々、公に出来ない面もありかと思うが、こうした重大事故が発生した際には、最大限国民に説明すべきだ。海自ヘリは以前にも訓練中の接触事故があった。接触事故であれば、或いは一命は助かったかもしれないが、今回は全面衝突だから、2機の全員8人が死亡した。米国製オスプレイは、ウィドウメーカー、未亡人製造機との綽名をされているが、自衛隊ヘリがそうなってはならない。

 

激しく厳しい訓練の中で偶発的な事故が起きたと思うが、双方の接触を避けるためには、充分な監視と見張りが必要になる。ヘリの乗員スペースの問題もあるかも知れないが、もしもそれぞれの機に一人監視員を乗せていれば、接触は避けられたかも知れない。

 

去年の宮古、昨日の鳥島沖の犠牲者、18人の家族の悲嘆を思えば、事故は最小にしなければならない。陸自、海自、空自、全自衛隊は、事故撲滅の一大意識改革を行って行かなければならない。先ずは情報を可能な限りオープンにし、木原防衛相は、事故撲滅に務めなければならない。

 

何があったのか分からないが、不幸な親子だ。昨日さいたま市の住宅で親子心中が発生した。80代の母親が60代の息子を殺し、自身は首を吊って自殺した。訪問した施設の職員が発見したとの報道で、状況より想像するに何かの不具合の息子の将来を悲観した80過ぎの母親が、子供を残して死ねないと悲観し、先に殺し、自分も死んだ。

痛ましい事件としか言いようがない。不憫な家族、不幸な日本だ。