ちゃおチャオブログ

日々の連続

5.2(火・晴れ)墜落陸自ヘリの引き上げ。石川佳澄引退。

 

 

今日昼、伊良部沖に墜落した陸自ヘリが民間サルベージ船により110mの海底から引き揚げられた。ヘリはペチャンコになった状態で、海面への激突が明らかになった。この状態から想像されるのは、ローターが止まり、回天翼がストップし、浮力を失ったヘリが、約200mの高度から殆ど垂直に海面に落下し、激突したことだ。

200mの高さと言ったら、東京タワー展望台の倍の高さ。去年上った大阪ハルカスの展望台が300mだったから、丁度東京タワーとハルカス展望台の中間辺りの高さで、ここから垂直落下したら、ひとたまりも無い。物体の法則、落下速度を自分には割り出せないが、専門家であれば、即座に落下速度を計算できるだろう。素人的に計算しても、時速60キロなら、1秒間に約20m。車の速さで落ちて行ったら、200mなど10秒もかからない。救難信号、位置ポンダーを作動させる時間的な余裕も無かったのかも知れない。殆ど全員がパニックになったかも知れない。陸将と言えども、動顛しただろう。

何故突然にローターが止まったのか。最大の謎である。防衛省はどこまで原因を解明し、又、隠すことなく国民に明らかにするか。

今日までの防衛省の発表を見ていると、国民には最小限の情報しかオープンにしていない。発見された隊員がどのような場所で、どんな状態で発見されたのか・・。機体の中だったのか、機体の近くだったのか、機体とは全く離れた場所だったのか、シートベルトはどうだったのか・・、死体の損傷、シートベルトとの関係、等々、国民い知らせても全く問題ない点も明らかにしていない。

マスコミも然りで、腫れ物に触るようにしか報道していない。報道番組は、毎晩のようにウクライナの戦線問題で、日本国民に取っては遠い海の向こうの話で、国民の一人としては、もっと身近なこの陸自ヘリの墜落問題を掘り下げてもらいたいものだが、どこの局もアンタッチャブルの如く、触れようとしない。

日本が変な方向に進んで行ってもらいたくない。開かれた政府、開かれた自衛隊、国民から信頼される自衛隊であって欲しい。国民と一体になって国を守る自衛隊であって欲しい。これからは判明した事実は、積極的に国民に開示してもらいたい。