ちゃおチャオブログ

日々の連続

ルソン山紀行(40)サガダの街歩き。

サガダは山の中の町で、周辺を山に囲まれている。
イメージ 1



町自体はかなり大きく、人口も多い。
イメージ 2



どこか信州の山村に来ている感じだ。
イメージ 3



ホテルの前の賑やかな通りとは反対側の山側の道を登って行くと、町が眼下に広がっていた。
イメージ 4



山村の平和そうな光景だ。
イメージ 5




取り敢えずはホテルにチェックインし、夕食までにはまだ時間がある。夕食のレストランを探し方々、町内を歩くことにした。メインの通りを200m程下った左手に、見晴らしの良いレストランがあり、今晩の夕食はここで摂ることに決めた。外のテラスで食事がとれるというのが気持ちが良い。

この通りを更に数百m進むと、人家は殆どなくなり、原野に繋がっている。この道路の先には死者が埋葬されている洞窟などがあって、この町の観光名所になってはいるが、今はもう夕方近く。そこまで行く時間もない。仮に行けたとしても、この時間、洞窟の中にまで入るのは無理だろう。バンビエンでの郊外の山に登った時とは、時間も状況も異なる。

ちょっとした商店街になっているメインの通りを又元のホテルの場所まで戻り、今度は反対側の高台まで登ることにする。しっかりした舗装道路もついているし、道に迷うこともない。暗くなったら、この道路を真っ直ぐ町まで戻れば良いのだ。高見に登るにつれ、町の様子が分かって来る。本当に小さな山奥の村落と思ってやってきたが、上から町を俯瞰すると想像以上に大きい。今朝のバナウエイにしても、昨日のキアンガンにしても、予想が全く裏切られた感じだ。

山奥の貧しい集落で、ほんの数世帯が肩を寄せ合って生活して場所と想像したが、ここは立派なレジャー基地となっている。世の中をはばかるようにして落ち延びた平家部落、祖谷のこじんまりした集落とは違うのだ。それでも祖谷は今では国道沿いに焦点やら土産物店などが店を開いていて、昔の本当の落人部落と言った風情は消えつつあるが・・。ここサガダにそんなイメージをダブらせてやってきたが、少しばかり期待外れのところもあった。

町はそうとしても、ルソン島で一番高い山、プログ山の山頂は眺められるかも知れない、との思いで、この道路が尽きるところまでドンドン登って行く。ポツン、ポツンとあった人家もなくなり、灌木林になってきた。通る車両も希だ。小雨も時々降って来る。道路は湾曲し、町と山の見えない反対側に変ってしまった。こんな所を歩いている人は誰もいない。もう充分歩いた。町へ戻ろう。



ルソン一高い山、プログ山はどれだろう・・・
イメージ 6



山頂は雨雲に覆われて来た。
イメージ 7



又スコールがやって来そうな気配だ。
イメージ 8



ポチポチ雨だれもしてきた。早目に戻った方が良さそうだ。
イメージ 9



最後の人家も無くなり、この道がどこまで繋がっているかも分からない・・
イメージ 10