ちゃおチャオブログ

日々の連続

モラエスの故地を訪ねて(13)セントラル(中環)での夕食後、フェリー乗り場へ。

香港吉野家は、日本と同じ看板が掛かっていた。中のカウンターも日本と同じだ。
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人気があるのか店内は超満員で、満席だった。
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吉野家を出て、数十m先の中華の店に行く。このこけし風の木彫りが可愛い。お、「歓迎光臨」と旧体字で書いてある。
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まあ、何でも口に入るものなら良いだろう、と麺を頼んだ。
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食事を終えて外に出るともうとっぷり日が暮れていた。
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香港セントラル(中環)のこんな場所に吉野家の看板を見たのは驚きもあったが、日本人としては日本のメシ屋の看板を見る嬉しさもあった。マクドナルドは今や中国でもロシアでも世界の至る所で見ることができるが、それでもベトナムとかラオスではまだまだ珍しく、その看板を見たらアメリカ人だけでなく、自分のような日本人でも嬉しく思える。吉野家は単に日本的なものへのノスタルジーであるが、マックの看板は現代文明との接点のようにも思えた。

ビジネス街のど真ん中。高層ビルの中には色々と有名な5星レストランが幾つもあるが、こうして歩道に面しての食堂は少ない。メシ屋を探すのも面倒で、最悪、ここで食べても良いか、と店舗の中に入ると、超満員と言うか、ほぼ庵跡。香港の吉野家がこんなに繁盛しているとは! 東京ではおよそ考えられないことであった。知らない中国人とテーブルを向かい合って食事するのも気が引けて、Uターンして別の店をアガスと、数十先に中華のメシ屋がある。ここなら良い。打ってつけだ。

これが中国風なのか、日本のコケシを大きくしたような夫婦の木彫り像が入り口に飾って会って「歡迎光臨」と書いてある。中国語で「いらっしゃいませ」と言う意味だが、旧体字で書いてある。台湾シンガポールが旧体字、即ち繁体字を使用しているのは知っていたが、この香港でも同様に繁体字を使っている。香港が中国に返還されてもう20年になり、香港は中国本土と同じ簡体字を使うようになったかと思っていたが、どっこいそうではなかった。こんな所にも香港人の独自性、独立性、簡単には中国に飲み込まれないぞ、と言う気概があるのかも知れない。繁体字を書いたり読んだりできない大陸中国人には面倒なことだろう。

それは兎も角ごく中国風のメシ店で、レジの上にはカラー写真付きのメニューも掛かっていて、どれが美味しいかどうかも分からず、適当な1品を選ぶ。ここは香港の金融センターのど真ん中で、中国人以外にも国際ビジネスマンもやって来るのかも知れない。いや、大陸中国からやってきた繁体字のメニューを読めないお客にも写真付きメニューは便利なものだろう。待つこと暫し、美味しそうな麺とスープがやってきた。



ああ、センタービルの夜景が見える。あの方向に歩いて行けばフェリー乗り場だ。
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又、中空のコネクト通路を歩いて波止場に向かう。
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波止場近くでは明日の国慶節の花火見学用に観客席が準備されていた。
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フェリー乗り場に向かう長大渡り廊下(通路)を歩き、乗り場に向かう。
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光りの洪水の中にいるようだ。
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