ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南10都市巡りの旅(31)「西塘・剪紙芸術館」。

ガイドの陳さんがこの町の歴史等を説明してくれる。
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次に案内されたのが、「剪紙芸術記念館」。
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如何にも古めかしい建物だ。
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当時の金持ちの商人が住んでいたのかも知れない。
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庭は小さいが高価なものが置かれているに違いない。
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ガイドの陳さんが次に案内してくれたのは、この町の中程にある「西塘・剪紙芸術館」。日本で言うところの「切り絵館」である。手先の器用なのは日本人の特技かと思っていたが、どっこい、中国人もかなり芸が細かい。中国にも日本同様「剪紙」数千年の伝統があったのか。いやまて、文革時代、批林批孔で、これ等の伝統芸術は全て打ち壊されたんじゃないのか? とするとこの剪紙も文革後、日本人を見様見真似して新たに導入したものか・・。

良く見ると「芸術館」の建物自体は数百年も経っている古い建物であるが、内装品に関してはそれ程古いものは見当たらない。尤も石とか金属と違って、紙細工だから、そう何百年も持たないものかも知れないが・・。

1階が実演、展示即売会になっていて、数名の切り子が器用な手さばきで紙を切っている。中国では切るのではなく剪定というようだが。木造の古い階段を上った上の2階が博物館になっていて、この町の歴史とか骨董品などが展示されている。明清時代の上海は今の世界の大都市とは違って、漁村、寒村に過ぎなかったが、この町は杭州、蘇州、のほぼ中間辺りにあって、江南を代表する商都であった。水運はこの地方での主たる移動、運搬の手段だった。そうした富と人を集積し、この町は大いに栄えていたに違いない。

当方は折り紙、ではない、切り紙にそれ程興味を持っていなかったが、同行のネギさんが熱心で、係の人としきりに値段交渉している。確かに目の前でその場で作られた紙細工だから、機械でカッターされたような大量工芸品ではないが、それにしても良い値段だ。ネギさんも目が高い。一定の金額まで値引き交渉が成立し、ネギさんが買うのをみていた他のツアー客も、その値段ならと、何人かが追いかけるように買って行った。幾らの値段かは聞いていないが、まあ、その値段でもペイするのだろう。原価と言ったら紙代だけで、後は技術料に過ぎないのだから、売る方も買う方も双方得した気分になったに違いない。
 
 
 
 
 
中に入って行く。
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切紙の実演、即売場になっていた。
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ああ、見事な切紙だ。
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2階は博物館、展示場になっている。
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この町の人々が収集した書画骨董品などが展示されていた。
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