ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(135)玄武湖周遊。

電動トロリーを下り、湖の周辺を歩くことにした。
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中々見事な景観だ。
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母子連れの家族も散歩している。
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若い女性はどこの国でも楽しげだ。
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電動トリーは沢山の客を運び、下ろしている。
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対岸にはアパートか宿舎のような建物も見える。
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湖上には沢山のボートが浮かんでいる。
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昨夜1年の仕事納めを兼ね、戦史に詳しい山さんと飲む機会があり、彼は又吉川英治三国志を嘗てはそらんじる程愛読し、特に赤壁の戦いについては詳しい、とのことで、この玄武湖に於ける教練について話題に上った。この湖で水練したのは、曹操孫権かであったが、彼は曹操を譲らない。

確かに赤壁は、この長江を遡ること数百キロの上流にあり、曹操軍が下流から上流に遡航し、待ち構えていた孫権劉備軍との大海戦を行い、曹操軍が壊滅的敗北を喫し、ほうほうの体で逃げ帰ったのだから、地理的関係からすると矢張りこの玄武湖での水練は曹操軍だったかも知れない。2500年も前の他国の歴史が酒の肴、年末納会の話題に上るなど、中々高尚な趣味であり、酒量も上がるが、1年半前、当方がここ来た時には、この玄武湖がこんな形で話題に上るとは予想だにしていなかった。

電動トロリーで湖を一周し、元の出入り口、城門の場所に戻ったが、何か物足りない。矢張り自分の足で歩き、地面を踏みしめ、歴史を思い、この街の将来を想う。今から歩いて一周には1時間以上もかかるので、取り敢えず、城門周辺を歩くことにした。湖の周辺に広がる超高層ビル群。今中国が上海以外の地方都市でも、ものすごい勢いで成長しているのは、この光景を見れば直ぐにも理解できる。10年、20年先、この今の光景は一体どんな風に変貌しているだろうか。。。毎年10%近くの高度成長を繰り返していれば、瞬く間に、超高層ビルの林立となるだろう。2500年間も成長し続けている都市の奇跡だ。

国民所得が上がり、人々が豊かになり、生きる、ということが食って寝て仕事をするだけのことだけではなく、余暇を楽しみ、時間に余裕を持って、レジャーに費やす。湖に浮かんでいる数多くの手漕ぎボートやプレジャーボートを見ていると、この街の人々の幸福度が分かる気もする。今中国は良い方向に動いていると。
 
 
 
 
湖を取り巻くように高層ビルが立ち並んでいる。
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1枚記念の写真を撮る。
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ああ、前方に大きな岩山がある。
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岩山で遊ぶ人々。
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出入り口の城門に向かう人々。
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最後にもう一度湖を眺める。
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次にここへ来るのはいつになるだろう・・
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再見! ツァイチエン!
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