ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(71)ウドムサイ(อุดมไส)、丘の上からの眺め。

バスターミナルの直ぐ近くの丘の上まで登る。丘の上には仏像が建立されていた。
 
 
 
西に面し、仏陀遊行の像のようだ。
 
 
 
今は覆いもなく、炎天下に晒しているが、何年後かには、立派な仏殿が建っているだろう。
 
 
 
丘の上からウドムサイ(อุดมไส)の町を眺める。
 
 
 
田舎町ではあるが、落ち着いた、静かな街並みだ。
 
 
 
人家は山裾まで人家が広がっている。
 
 
 
 
ラオスは人口の点から言うと小さな国で、大きな都市はビエンチャンルアンパバーン位しかなく、他は、地図上に都市名は記載されているが、皆中以下の小都市だ。都市と言うか、地方の町である。今まで回って来たバンビエンもポーンサワンも、地方の町から漸く市に格上げあれつつある言った程度の都市だ。

この「ウドムサイ」(อุดมไส)も似たようなもので、「ウドムサイ県」の県庁所在地にはなっているが、県都とは言っても地さな市である。名前の、「ウドム」(อุดม)は「最高の、優れた、沢山ある」(อุดมสมบูรณ์)と言った意味で、「サイ」(ไส)は「前に押す、押し動かす」と言った意味であるが、一方でイサーン方言では「ไหน 」(ナイ)と同義であるから、「どこに?」と言った意味にも受け取れる。従って、「豊かな土地はどこなの?」と言ったような意味の市名となるか・・

高さ100m程の丘から市全体を見渡すと、周囲を山に囲まれた、成程、市名にある通り、豊かな土地のようにも思える。しかし地方都市の習いとして、街道沿いに幾つかの4-5階建てのビルが見える以外は、殆どすべてが扁平な住宅の広がりであり、ずうっと先の山裾の方まで、住宅が点在している。静かな田舎町の住みやすそうな感じの町の広がりだった。

丘の上の仏像が何を表しているのか、良くは理解出来ないが、多分それはお釈迦さんの遊行の姿で、これから西に向かって歩き始めようとしているのだろう。今は覆いも何もなく、炎天下に一人佇立しているが、この町の経済も豊かになり、寄進も増えてくれば、この上に立派な仏殿が建立され、その中心のご本尊として、人々から崇められるようになるだろう。今はまだ罰像だけで参詣者もなく、西日を浴びて佇んでいるだけだった。
 
 
 
 
 
ここも又山に囲まれた盆地状の町になっているようだ。
 
 
 
ああ、中心部は住宅がかなり建て込んでいる。
 
 
 
中にビルも見えるが、あの辺が街の中心部か・・
 
 
 
目の下には綺麗な花も咲いている。
 
 
 
この花も又南国の花だ。
 
 
 
遠くの山を一望し、この丘を下る。