ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(108)チェンコン市場からチェンライへ。

チェンコン税関を後に。เชียงโขง(チェンコン)の「 โขง 」(コン)は「แม่น้ำโขง」(メコン川)の「コン」と同じで、「コン」の意味は「ワニ(アリゲーター)」を意味している。
 
 
 
ツクツクを捕まえ、市内のバスセンターまで向かう。
 
 
 
チェンコンは古くから栄えた古い街並みだ。この辺りのメコン川国際河川になっていて、タイーラオスー中国ーミャンマー等との国際貿易も行われている。
 
 
 
チェンコンの古い街並み。
 
 
 
ツクツクに案内されたのは市内にあるマーケットの前のバスストップだった。
 
 
 
 
今、タイ税関で手続きするのは、先刻渡し舟でラオスから一緒にやってきたタイ人グループと当方の10人程度しかいない。しかも外人は自分一人だ。二言三言「こんにちわ!」(サワデーカップ)と挨拶を交わし、所定の入国書類に慣れないタイ語で自分の名前を書いたりして、パスポートと一緒に出せば、向こうもニコニコしてパンとスタンプを押して、これで入国審査は終了だ。

さて、これからどうするか・・。今日の内にチェンライまで行く予定でいるが、バスの発着所が分からない。これだけの町だから、当然どこかにバスターミナルかセンターはあるだろう。先刻のタイ人は迎えのマイクロに乗ってどこかへ行ってしまった。兎も角税関の外の通りに出て誰か通行人でもいないかと待っていると、1台のツクツクがやっていた。これは丁度良い、ツクツクだったら間違いなくバス発着所まで連れてってもらえる。

「バスターミナル! チェンライ!」と言っただけで、運転手も心得たもので、「OK、50バーツ!」と言ってくる。距離感も分からず、且つ、ここで断られて行ってしまわれたら、次にやってくるツクツクがいつになるかも分からない。「OK、パイ!」(行ってくれ!)と、50バーツ(150円)を了解してツクツクに乗り込む。

税関波止場からはチェンコン(เชียงโขง )の古い街並みを通り抜け、10分も走らない内に、殆ど市の中心に近いマーケットの前で停車した。「ここだ」という。何もないところでバスも停まっていない。マーケットの前にちょっとした広場がある程度で、いつも見慣れている発着センターとは趣が違う。不審がっていると、運転手が目立たないところにあるチケットブースの窓口まで案内してくれて、チェンライ行のチケットを注文してくれている。ああ、成程、街の中のバスストップか・・。近代的なバスターミナルが町の郊外にできる以前の旧来の街中の発着所だったのだ。税関からここまでの距離にして50バーツは高すぎで、タイ人だったら半分以下で済む筈だが、まあ、親切にチケット売り場まで教えてくれたのだから、良しとしておこう。

このチェンコン市場の前のバスストップからチェンライ行のバスは1時間に1本程度は出ていて、暫らく待っていると次のローカルバスがやってきた。その間暇つぶしにマーケットの中を歩いたりしたが、午後の時間で閑散としている。大体地方都市の午後のマーケットは大体どこでもこんなもので、半分ほどの店は商品棚にビニールシートを被せ、営業を終了している。

やってきたローカルバスはラオスのバスと五十歩百歩の古めかしいもので、まあ、故障もなく毎日運航されているのだから大したものだ。町を出ると直ぐ郊外の田園地帯に出て、広々としたコメの畑地が広がっている。ラオスもタイもコメが主食で主要産業。が、ラオスと違って、それ程高い山は見えず、山容もなだらかだ。以前見覚えのある山の形で、3年前の旅行の際に見たのかも知れない。チェンライまでの2時間弱のバスの旅を楽しんだ。
 
 
 
 
午後のマーケットは閑散としていた。店の前に豚の皮を揚げた、「ムー○○」何とかいう名前の摘みが沢山置かれていた。バスの中で食べるように一袋買う。
 
 
 
さて、ローカルバスに乗って、チェンライへ出発。
 
 
 
街を出ると直ぐにも田園が広がる。
 
 
 
ああ、タイの穏やかな山並みが見えてくる。
 
 
 
良く見るとゴイ鷺が沢山田圃に降り立っている。