ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.24.(水・雨)神戸と銚子、二つの殺人。再びだらしない稀勢の里。

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神戸の小学1年生、連日新聞テレビ、マスコミをにぎわしている。今日は近くの雑木林の中で遺体が発見され、犯人が逮捕された、とのことで、朝日などは1面に報じ、しかも3面は、全面この記事で埋め尽くされている。異常な加熱報道だ。
殺人事件はどこにもあり、又、毎日のように交通事故で亡くなる児童もいる。この一つの事件に全マスコミが傾いて行ったら、それこそ危険だ。良識のある(と思われていた)朝日までもが、この過熱ぶり、一体どうしたことか。
世の中には、この神戸事件以外にも色々な世相を反映した事件がある筈だ。世の中の出来事は、広く丹念に報じなければならない。
 
3週間前になるが、春日部に行った折、東武線が止まって3時間も足止めを食った。その原因は、沿線に住む30代の男が自宅で両親を殺害し、自分も最寄り駅から飛び込み自殺したことによる運休だったが、朝日は当日の夕刊も翌日の朝刊も全く報じなかった。
3時間の足止めは多くの人に影響を与えただろうし、それ以上に衝撃的な事件だ。事件の背景は何だったかを朝日としては丹念に読者に伝える義務がある。新聞人としての責任放棄に等しい。
 
 
今日は銚子で神戸事件以上に痛ましい事件があった。しかし朝日は関東版のほんの隅っこに、数行の記事しか載せていなかった。
その事件は43歳の母親が中学1年、13歳の娘を殺し、逮捕されたことだった。
生活が苦しく、新聞では7カ月以上も県営家賃を滞納し、追い出し手続きの為裁判所職員が自宅を訪問した際、事件を発見したとのことである。別の報道では、もう2年以上も家賃滞納があったらしい。数か月前には社会福祉協議会まで相談に行ったようだが、生活保護の申請が無かったとのことで手続きを取らなかったようだ。
中学1年の女児はバレー部に所属していたようだ。
行政の冷たい対応、役所仕事。本当に救済しなければならないこうした母子家庭を放置し、ヤクザまがいの神戸の殺人犯に保護を与えている。飲んだくれ男を国の税金で養い、あまつ、殺人犯にまでしている。
朝日、マスコミはこうした矛盾点、社会の闇を抉り出し、良い社会に持って行く責務がある。付和雷同的なニュースを垂れ流すのはプライドを無くした朝日のみじめな姿だ。神戸の追っかけ記事はもう僅少で良い。毎日社会面の大半を埋めるような報道姿勢は、社会の真の問題点を人々の目から隠すことに通じる。改めてもらいたい。
 
 
今場所は初優勝、横綱も、とも期待されていた稀勢の里、またまた期待を裏切る不甲斐ない結果。今日は、新入幕のモンゴル力士にたわいもなく転がされ、無様な負け方をした。大関とは思えない不甲斐なさだ。これが今の日本人の力士を代表する姿かと思うと、もう、テレビを見るのも嫌になる。モンゴル人力士は、もう遥か雲の上の、日本人には到底手も届かない高見にいる。情けない、の一語だ。
 
 
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