ちゃおチャオブログ

日々の連続

10・5・(日・雨)佐世保事件の父親自殺。アジア大会終了。センター。

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佐世保での同級生殺害事件の高1少女の父親が自宅で首を吊って自殺した。53歳。早稲田を出た有能な弁護士で、奥さんは東大出の才媛。長崎・佐世保では各行政機関の諮問委員などもやっている。本人も成績優勝でマルチ才能、県下一の進学校に入学していた。
 
どこから見ても、幸せいっぱいの成功家族の見本のような家庭だった。が、どこかに外からは目に見えない問題が潜んでいた。いや、目に見えなくも無かった。家族が隠していただけに過ぎなかったのだが。
 
3か月前、高校進学後のことだが、娘がバッドで父親をひどく殴打し、父親はかなりの重傷を負ったとのことである。瀕死の重傷と書いていた新聞や週刊誌もあった。この全くの異常事態をこの時そのまま放置していた両親の責任は重大だ。16歳の少女、娘とは言え、殺人未遂罪だ。この時点で適切な問題認識と、根源の解決を図るべきだった。それだけの能力は両親は持っていた筈だ。娘の問題であり、両親の目が狂ったのか・・。或いは親の社会的地位が高いだけに、外聞を恐れたのか・・。むしろ逆に甘えさせる判断をし、マンションへの一人住まいをさせてしまった。
 
親をなぐり殺そうという狂気が既にこの少女の中に潜んでいた。その狂気は今回最も親しくしていた級友に向けられたのだが、それは親に対する狂気の代償に過ぎなかった。家庭の事情が分からないので、何故この少女にこのような狂気が芽生えたのかは、分からない。しかし外見上、その前兆はあったようだ。既に小学生、中学生の頃から近所の猫を殺したり、昼食の弁当箱に毒物を混入したりと。普通の少女がやるようなことではなかった。
 
今回父親は自殺してしまったが、自殺すれば済むと言う問題ではない。早稲田を出た優秀な弁護士だ。弁護士業務の中で、何人かの犯罪者を更生させた経験もあっただろう。そうした情熱を何故娘に注がなかったのか。殺人者となった娘の根源を見つけてやることが、娘への救済になるし、且つ、被害者への謝罪になった筈だ。こうした娘に育った最大の原因は両親にあるのかも知れない。そうであったなら、そうしたことを明らかにした上で、被害者や社会にお詫びし、自殺するべきだった。
幸いに、同じ様に優秀な母親は生存している。娘の救済と社会の病原を明らかにする為、残りの人生を掛けるが良い。そうすることによって、被害者、他の同類を含め、皆が救われる。
 
 
仁川アジア大会終了。金メダル数において、日本は中国の三分の一、韓国の半分。40年前の大会が懐かしい。金銀銅、どの分野に於いても日本は他国を圧倒し、名実ともにアジアの盟主だった。東京オリンピックまで後6年。日本はどこまで挽回できるだろうか・・。
 
 
雨の中東センターへ。少しは来ている。週刊朝日「藤巻に聞け」、株価3万円もそう遠くない、と。そうなれば、国民の懐は今よりも倍も暖かくなる。
 
 
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